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ホストファミリーとして20年 ―その魅力と新たな可能性―

名前
細石 ますみ(ほそいし ますみ) さん
プロフィール
三重県在住。「心連心:中国高校生長期招へい事業」受入校のホストファミリー。
これまで約20年間、約20か国、60名以上のホストファミリーをしている。そのうち7名が心連心プログラム参加の中国高校生。
私は約20年間、ホストファミリーとして多くの留学生を受け入れてきました。この経験は、単なる「外国人を家にお迎えする」というものではなく、人生そのものを豊かにする貴重な時間となっています。国や文化、価値観の異なる人々と日々を共にすることで、新しい視点を得たり、自分自身や日本の文化を見つめ直したりする機会に恵まれました。息子が小さい頃は、お兄さん、お姉さんにもなってくれました。一人っ子の息子にとっては、世界中にお兄さん、お姉さんがいます。そして、今まで来てくれた留学生と過ごしたことで偏見を持たずに素直に人と接することができるように育ったと感じています。


最初の頃は、言葉の壁や文化の違いに戸惑うこともありました。食事の好みが違ったり、生活習慣にギャップを感じたりすることもありました。しかし、試行錯誤を重ねる中で、互いに歩み寄り、理解し合うことの大切さを学びました。
また、留学生にとってホストファミリーの家は「第二の故郷」になります。帰国後も連絡を取り合い、日本に帰ってくるたびに訪れてくれる人もいます。結婚してこどもが生まれ一緒に会いに来てくれたりもしています。SNSでも繋がっており、みんなの元気な顔をみると世界中に家族がいることを感じられます。私たちの家で過ごした時間が、彼らの人生の中で大切な思い出の一つとなることを願いながら、毎回真心を込めて迎え入れています。
最近、ホストファミリーとしての経験を活かし、今後さらに良い受け入れの形を模索していきたいと考えています。その一つの案として、「地域交流型ホストファミリー」という取り組みを考えています。具体的には、近隣の家庭や地域と連携し、留学生がより深く日本の生活を体験できる機会を作り、地元のお祭りや行事への参加、ボランティアや学校での交流イベントなどを通じて、留学生が「日本の暮らし」をよりリアルに感じられるようにしたいです。地域全体で国際交流を楽しむことができたら、素敵です。
これからも単なる「受け入れ」ではなく、「共に成長する関係」を築いていきたいです。留学生にとって、日本が「また帰りたい場所」となり、私たちにとっても、世界とつながる大切な場となるよう、これからもホストファミリーとしての歩みを続けていきたいです。


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