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JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る
令和7年度第1回中国「ふれあいの場」 大学生交流事業 活動報告 ちゃんぷるー大作戦~文化の融合を通じた未来をつくる日中のふれあい~ ちゃんぷる一族×西寧ふれあいの場
今期の大学生交流事業では、「ちゃんぷる一族」が西寧ふれあいの場に渡航し、
沖縄文化をテーマとしたイベントを開催しました。
イベント目的

グループ全員が沖縄県の大学で学んでいることから、「ちゃんぷるー」をキーワードに沖縄と中国の学生が互いの文化や価値観を尊重し合いながら交流を深め、“新たな国際交流のかたち”を創出することを目的とする。

活動スケジュール
活動スケジュール
オンライン交流
  • 1回目「自己紹介&沖縄紹介」
  • 2回目「沖縄の食文化の紹介」
  • 3回目「伝統芸能の紹介」
  • 4回目「伝統工芸の紹介」
初回はアイスブレイクやブレイクアウトルームでの少人数自己紹介を通して中国の学生達と仲を深めた。また沖縄の文化をいくつか紹介し、互いに共通点や相違点の意見交換を行った。
最後の交流会では、ふれあい場の学生さんと進捗を共有、イベントの場所や物品をどこで調達するかの検討をした。またwechatの中で交換日記を行い、最近あったことなどをチームで共有しあった。
日本でのイベント準備
  • 日本から持っていく物品の購入
  • イベントで使用する資料作成(ポスターやマニュアルなど)
  • 最終試作:各企画で実際にイベントで作る料理や工芸品を試作し、物品の調整や難易度を検討
  • 西寧やイベントに関する情報共有
なかなかイベント詳細がきまらなく、必要な物品がなにでどれくらいなのかを検討するのに時間がかかってしまい、西寧に行く前日までバタバタしていました。
イベントが成功するように、みんなで入念な準備を行いました。
イベント準備
  • 当日使う物品の確認
  • イベントに使う資料の用意
  • 部屋のレイアウトや飾り付け
  • 当日のシュミレーション
予定していた物品がなかったり、上手く準備が進まなかったりとハプニングも沢山起きましたが、学生全員が一丸となってイベントのために頑張ってくれたので乗り越えることができました!またイベント準備を通してふれあい場の学生の方達と対面での交流を深めることができて、沢山いい刺激をもらうことができました!
イベント実施
食文化
  • 沖縄の食文化に関する動画の上映
  • フーチャンプルー(麩の炒め物)、ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)、アーサー汁(ひとえぐさのスープ)の調理、食事
  • ちんすこう、さんぴん茶の提供
イベント直前まで詳細が決まらなかったりしたことが多かったり、食文化体験担当のふれあいの場学生とのやりとりに苦労しましたが、無事、料理を完成させることができ、「美味しい!」と感想をいただけたことがとても嬉しかったです。
沖縄の食文化について、たくさん知ってもらえて良かったです。
伝統芸能
  • エイサー動画の上映とエイサー体験
  • 手作りパーランクーの制作体験
  • 沖縄らしい雰囲気のフォトスポット設置
  • フラワーレイやお花の髪飾りの貸し出し
  • チェキ撮影会
大学生交流事業へ応募した当初の企画内容から何度も修正を重ね、現地で参加予定人数を再確認した後も直前まで内容を調整する状況でした。しかし結果的に、パーランクー制作は順調に進み、さらにフォトスポットでのチェキ撮影は老若男女問わず多くの方に楽しんでいただけました。加えて、自分たちで作ったパーランクーを使ってエイサー体験まで提供できたことで、企画全体として「作る・飾る・体験する・記念に残す」といった一連の流れが実現し、沖縄の伝統芸能の雰囲気を五感で味わっていただけたのではないかと思います。
伝統工芸
  • 沖縄の伝統工芸品(シーサー、琉球ガラス、紅型製品)の展示
  • 貝殻やビーズを使ったフォトフレームの作成
  • 沖縄の星の砂、貝殻などを使ったボトルアート作成
イベントを成功させるために日本にいる段階からふれあいの場の学生たちと話し合いを重ね、様々な検討をしました。またイベントに来てくれた人々に説明するのも大変でした。しかしながらふれあいの場の学生たちと協力して成功させたことは異文化ならではの体験だったのでとても楽しかったです。また展示した伝統工芸品に興味を持ってくれたり、フォトフレーム、ボトルアートの作成において、それぞれの個性があり、それについて話しをしながら交流するのが楽しかったです。
フィールドワーク
  • 塔爾寺(タール寺)
  • 東関清真大寺
  • 南関老街
  • 青海省博物館
塔爾寺、東関清真大寺、南関老街、青海省博物館を巡りました。塔爾寺ではチベット仏教の荘厳な雰囲気に圧倒され、壁画やバター彫刻の細やかさに感動しました。東関清真大寺では、イスラム建築と中国的要素が融合した独特の美しさを感じ、多様な信仰の共存を実感しました。南関老街では活気ある市場や地元の食文化に触れ、人々の生活の温かさを感じました。青海省博物館では歴史と多民族文化の奥深さに触れ、西寧の多様性と魅力を改めて強く印象づけられました。多様な文化が共存する西寧の魅力に触れ、心に残る貴重な体験となりました。
活動を終えて
● ちゃんぷる一族 メンバー
  • 喜納 政太さん
  • 南 光有さん
  • 仲宗根 早希さん
  • 髙良 茉那さん
  • 喜納 清夏さん
  • 名嘉 りおなさん
  • 新垣 こはるさん
私は最初企画していたことを完璧に形にすることにこだわっていましたが、本来の目的は”沖縄の文化を発信し、中国文化を理解すること””中国の学生さん達と活発に交流し楽しむこと”であったことに気づき、結果的にイベントを大成功させる事ができました。またふれあいの場の学生さん達と帰国後も連絡が取れるような関係になれたことでこの事業内に留まらない交流を今も続けられています!忘れられない経験になりました。
ふれあいの場の学生に頼みごとや悩み事を相談すると、即座に代替案を出してくれたり、積極的に仕事を手伝ってくれたりと一緒に活動しようという気持ちが感じられてとても嬉しかったです。一連の交流の中で、日本や沖縄の文化を伝え、知ってもらうには、自分から相手への文化へ寄り添うことが大切だと感じました。
皆さん親切で、日本のことにたくさん興味を持ってくれて、私も中国のことについてもっと知っていきたいという気持ちになりました。イベントの運営は、イレギュラーなことも多く大変でしたが、皆が沖縄文化に楽しんで体験してもらえたことがとても嬉しかったです。
イベントの実施そのものをゴールとするのではなく、「交流を通じた相互理解・異文化理解」を最終的な目標と捉えることができ、一人ひとりの中国人学生とのコミュニケーションを大切にできました。「心連心」という言葉の通り、先生方や学生の皆さんと心の通った交流ができたと感じています。
ふれあいの場の学生や先生方の手厚いサポートのおかげで無事にイベントを終えることができました。帰国後も連絡を取り合っている時に、沖縄に興味を持ったと言ってくれたので、私たちが準備した様々な文化体験が、沖縄の文化を知ってもらう良い機会になれたと嬉しく感じました。
これまで縁のなかった地域を訪れたことで、また新しい一面に出会うことができました。現地の人々の温かさに触れる中で、中国の奥深さや人情の豊かさを改めて感じ、こういった中国が持つ魅力をもっと多くの人に知ってほしいと強く感じています。その意味でも、今回中国渡航経験のなかったメンバーとともにイベントを成功させ、互いに良い印象を持ち合えたことには大きな意義があったと考えています。この経験は、私にとって大きな宝物です。
伝統工芸のチームとしてイベントで行うものを考え、試作し、材料の購入などをしたことで準備日、当日ともにうまくいったのではないかと思います。当日交流をしていく中で、ふれあいの場に参加してくれた人が海をイメージして作ったと作品を見せてくれたのが、すごく楽しんでくれていると思いうれしかったです。また西寧の学生とも友達になることができたのがうれしかったです。
● 西寧ふれあいの場 メンバー
  • 黄若茜さん
  • 公保吉さん
  • 多吉翁姆さん
  • 仁青措さん
  • 切藏卓玛さん
  • 李采薇さん
  • 昂文求占さん
  • 扎西拉毛さん
  • 熊元祺さん
  • 唐永妮さん
  • 楊博文さん
  • 段麗娜さん
  • 吉合太才譲さん
  • 丁進花さん
  • 徐正邦さん
  • 張夢涵さん
  • 李姝慧さん
異文化を体験し、先生や生徒たちの真剣な対応を感じました。ありがとうございました。こんな素晴らしい手工芸品などを体験することができて、嬉しいです。
学生たちはとても友好的で、私はたくさんの日本人の友達ができて、とても楽しかったです。
多文化が融合する現代において、異なる国や地域の人々と交流することは、私たちの視野を広げ、見識を深める重要な手段となっています。今回、私は日本の学生と深く交流する機会を得ました。この経験は、日本文化に対するより直感的な理解をもたらしただけでなく、交流の過程で多くの貴重な知識を得ることができました。
日本の学生との交流はとても興味深い体験でした。私は心からの友情を得ることができ、交流の過程は私にとってかけがえのないものとなりました。
本で学んだ日本語とはちがって、実際に話して見たら、色々と勉強になりました。これからも日本の文化をもっともっと知りたいと思います。

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