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JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る
第3回日中大学生フォーラム
 今回で第3回目となる「日中大学生フォーラム」(通称F活)、今回は11月22日から24日の3日間にかけて、吉林省長春の吉林大学で開催されました。例年通り、主にディベート、トークショー、ビジネスプラン発表会の3つの活動をとおして日中交流を行いました。共通語は日本語でしたが、中国人学生も積極的に発言し、非常に活発な議論が交わされました。また、自由時間には日本人学生が中国語を使って交流する場面もあり、お互いに他国の言語、文化を学ぶ者同士、良い刺激を与えあえました。
今回のF活グループは北京留学中の5名の日本人留学生で構
成されていました。顔合わせから2か月間ほどの期間で、事前会議や役割分担、カウンターパートとのWeChatを使った連絡、資料集めを行い、イベント当日に向けた準備を進めていきました。
事前準備ではイベント当日実際どのようになるかわからないことも多く、不安もありましたが、実際現地についてからは、カウンターパートの学生の皆さん、先生方の協力のもと、思った以上に順調にイベントを実施できました。ディベート、トークショー、ビジネスプラン発表会、すべての活動が緊張と活力と笑顔に満ちた充実したものだったと思います。
スケジュール
(学校における)
成績の公表の是非
23日は午前にディベートを行いました。事前に賛成、反対グループを分けて、資料集め、立論まで済ませておいたことが功を奏し、全体的にしっかりとした議論を交わすことができたと思います。各チームに最低1人は日本人学生をいれるようにし、両国の学生が協力して議論できるようにしたほか、事前につくった立論を読み上げる立論者は、まだ日本語を始めてから日の浅い2年生の参加者が担当し、そのほか日本語での臨機応変な対応が必要となるポジションを上級生と日本人学生が担当するなど役割分担の工夫も自然にできていたようです。しっかりとした根拠に基づいて自分たちの意見を主張することはもちろん、その場で相手の主張を聞き取り、それに対して反論するという高度な日本語能力、論理力が求められるディベートは日本人学生にとっても難しく、中国人学生にとってはさらに大変なチャレンジだったと思いますが、みんな緊張感をもって激しく議論を戦わせていました。
ソーシャルメディア、
SNSは社会にとって
良い影響を
もたらしたかどうか
活発な意見交換を通じて、日中両国の大学生の考え方や価値観、その相違や類似点などを知ることができるとても良い機会になりました。さらに、最後は「ウミガメのスープ」というなぞときゲームを行い、大盛り上がりで幕を閉じました。
午後は、午前の緊張と打って変わった、リラックスした雰囲気でのトークショーを行いました(13:30-17:00)。トークショーは、恋愛観を問う問題や大学生活に関係する問題など生活に密着した話題に参加者全員が1人ずつ回答していく形式や、観客の方も含めてグループを作り、出されたお題に答えを出していく形式をとおして行われました。
最終日、11月24日はビジネスプラン発表会を行いました。午前中は準備した材料をもとにビジネスプラン作成、発表準備をし、午後に発表会を行いました。今回は例年と違って3つに分かれたチームがそれぞれ違ったテーマのもと、独自のビジネスプランを作るという形をとりました。チーム1のテーマは「タピオカの次に日中で流行るもの」、チーム2は「携帯決済サービスで失敗した日本が、中国の電子マネー産業から学べること」、チーム3のテーマは「長春の不振な旅行業をどうやって振興するか」と、各チーム全く違うテーマでビジネスプランを考えたので、いろいろなアイデアを聞くことができ、非常に興味深いものとなりました。発表後は先生方からご意見、感想をいただきました。短い準備期間で各チームともしっかりとした発表を仕上げることができ、とても良かったと思います。
タピオカがなぜそれほど流行したのかを分析しつつ、その条件に当てはまる食品として長春のご当地グルメ「烤冷面」に着目し、それを日本で売り出していくというビジネスプランを考えました。
中国と日本の電子マネーの普及状況を比較して現状を分析し、そのうえで中国の2大電子マネー決済アプリの1つ「アリペイ」のアリ森という機能に注目しました。
長春の観光地紹介、長春と人気の観光都市上海との比較をとおして、長春の観光業の長所と短所をみきわめ、それに対する対応策を考えました。
北京F活は、ふれあいの場を活性化するために、
北京の大学に進学・留学する大学生を中心に結成されたチームです。
北京語言大学
鈴木楠弥
今回この活動に参加し、とても貴重な経験が体験できました。この3日間ディスカッションやビジネス発表、トークショーの準備や発表で大変な時もありましたが、1番残っている思い出は最終日全部の予定が終わり、皆と最後に学校内のショッピングに行って食べ物などを食べた事です。最初の緊張感から一気に打ち解けられ、皆と楽しく過ごせました! ここでも”日中交流”を体験できました、とても有意義な3日間を過ごせました。
北京大学
宮本柊助
参加した当初は活動のイメージが頭に浮かばず、不安が募りましたが、吉林大学の参加者の皆さんと微信を使った間接的な方法ででしたが適切な準備を行うことができ、実際の活動は非常に円滑に行うことができました。またディベート、トークショー等を通して国境を超えた意見交換ができたことは、他に替えようのない貴重な経験となりました。この活動での経験を第一歩に、中国人との考え方の差異や日中両国の関係についてなどといった、日中両国の話題の理解に日ごろから取り組んでいきたいと思います。最後に日中フォーラムの関係者及び吉林大学の生徒の皆さんに感謝を申し上げます。このような貴重なチャンスを設けていただいて、本当にありがとうございました。
北京第二外国語学院
高橋千矢
以前にも日中交流会に参加したことはありましたが、どれも日常会話をするだけで今回のようにいろんなことを中国人学生と混ざってやることは初めてでした。違う国だからこそ考えが違うところもあったり、違う国でも学生だからこそ考えが同じところもあったりで、普通の授業では経験できないことをたくさん経験できた3日間でした。事前にWeChatグループでチーム分けをし、各グループで軽く準備をしていたので、ディベートとビジネスモデルは比較的スムーズにいったと思います。
北京語言大学
宮川瑞穂
今回の活動を通じて、中国を更に理解する事ができ、改めて中国の広さを知るとこができました。 吉林大学の学生さんとも一緒に色んな問題を考える事ができ、有意義な時間を過ごすことができました。新しい知識を身につける事や、自分の足りない部分を発見する事ができました。貴重な機会をありがとうございました。
北京大学
加藤智也
寒さも厳しくなり、1年間の留学の終わりがそろそろ見え始めている時期に、今回のイベントに参加させていただきました。3日間のイベントは本当にあっという間でしたが、日中の学生が一緒になって1つのイベントを作り上げていった経験は、このどっぷり中国に使った1年の中でもひときわ大切な思い出になりました。たとえ中国に留学していても、日本語を学び、日本に好意を抱いている中国の学生と短いながらも、これほど濃い時間を過ごし友情をはぐくむ機会は非常に得難いものだと思います。これからも、この経験を胸に抱きつつ、日中がより良い関係を築いていく一助になれればと思います。この度は素晴らしい機会をいただきありがとうございました。
譚平
充実な週末を過ごしました。2日間って短いけど、なんだかすごく長い時間を過ごしていた気がします。日本人留学生と色々話し合ったり、協力して発表したりして、本当に珍しい経験で、楽しかったです。新しい日本人の友達ができたのは何より嬉しかったことです。
李爽
今回の活動に参加したことはうれしかったです。2年生なので日本語のレベルが低いですが、挑戦的なことをたくさんしました。例えば、ディベートやビジネスモテルなどです。こんなことは1年前には考えられませんでした。そして、多くの日本人の友達と知り合いました。彼らはとてもいい友達ですね。中国語が上手で性格がいいです。私と話す時には日本語でゆっくりとはっきりと表現しました。 今回は中日の学生が一緒に任務をしたので、お互いに交流する機会が多く、日本人の観点や考え方もたくさん理解して、日本語表現をたくさん学びました。とにかく充実した2日で、次回の出会いを楽しみにしています。
李悦
短い間だったにもかかわらず日本人の学生たちと一緒に良い経験ができて、とてもいい勉強になりました。私に一生忘れられない経験をくださって本当にありがとうございます。 ビジネスモデル発表とディベートは少し難しかったですが、中国人学生と日本人学生が一緒に頑張って良い発表が出来たと思います。発表準備中、いろいろ教えてくれた日本人の学生たちに感謝したいです。 また会えることを楽しみにしております!
張亜暉
みんなと一緒に過ごした時間はいい思い出となりました。色々な話題について日本人の留学生と話し合えて本当に嬉しく思います。チャンスがあればまた長春へ来てくださいね。大雪が降るところ、今度は絶対に見られますよ!
馮睿
私のスピーチグループは最高です。みんなが協力し合って論点を考え出しました。疑問があったら、グループ内で検討したり、資料を調べたりして、いい思い出になりました。
孫銘澤
日本人の皆さんと交流できて、いい勉強になりました。
于勇搏
この2日間は短かったですが、新しい日本人の友達ができて、これは何より嬉しかったことだと思っています。そして、一緒に準備をしたり、食事をしたり、遊んだり、非常に充実した週末を過ごしました。
于琪
この度、私は2年生として、中国人と日本人の先輩たちからいろいろなことを勉強しました。特に日本人の先輩は私たちと話し合った時に、話すスピードを緩めてくれたことがわかりました。こんなに優しくて優秀な友達ができて本当にありがたいです。皆さん本当にありがとうございました!
張峭朋
日本人の方との交流は何回かありましたが、今回ほどすごい中国語力を持っている方々は初めてでした。日常会話はもちろん、ディベートに関する意見交換もスムーズにできました。感動しました。言語力、もしくは、外国語力の養成と共に、異文化交流への思索や、相互理解のための努力は大切だと、私は思っています。
丁小芸
今回のイベントに参加して、本当に楽しかったです。日本の皆さんとの交流で、以前知らなかったことをたくさん知りました。みんなが一緒に討論して、研究して、いろいろなことが勉強できました。
陳思默
皆さんと話し合って、お互いの考えを交換して、色々勉強になりました。次回のイベントも楽しみにしています。
王雅琦
今回のイベントに参加して様々なことを勉強しました。みんなと一緒に交流して自分の見解も広がりました。本当にいい思い出になりました。
王晴陽
今回機会をくださった主催者に感謝します。授業では学べないことがたくさんありました。多くの友達ができたことは私にとって1番嬉しいことです。これからもっと多くの皆さんと一緒に活動を行い、中日両国の大学生と交流し、多くの人と知り合うことを望んでいます。
顔志雄
今回の交流活動に参加させていただいて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
谢谢! ありがとうございました。

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