大学生学生事業第九弾として、大分県の大学生6名からなる「ほかほか日中メンバー」が中国の連雲港へ行き、交流イベントを行いました。
僕たちは、この企画に
そして、ふれあいの場が心温まる場になってほしい。との想いを込め、
『ふれあいの場から始まる日中友好のストーリー』をテーマに企画を考えました。
今回の交流をきっかけに主にQQや人人というコミュニティーを通して、現在でも交流しています。ふれあいの場という「場」での交流が離れていてもでき、短期的ではなく、長期的な交流を生むきっかけにできたと思います。
今回僕たちが行った事業の目的は、言葉にはしにくいけれども、日本を理解する、好きになってもらう、という
前に、「日本の文化を通じて、温かく、優しい心持ちになってもらうこと。」震災というつらい出来事があったからこそ、すこしでも日本を通じて、「温かく」「優しい」気持ちになってほしい……そう思いました。さらに、実際に大分の文化を、交流しながら伝えるという方法は、より親しみをもって大分の文化を知れる機会にもなり、地域という違った目線から日本を見ることで、こんな一面もあるのだとより日本の印象を変えることにもつながったと思います。
現地の学生スタッフの助けもあり、多くの大学生、中学生が来場され私達が期待する以上に興味関心を持っていただけたと思っています。
特に、竹宵を囲んで東日本大震災の方々に向けて中国から祈りをしたことは中国と日本が一つになれたような感覚になり一生の良い思い出です。
そして何より、最後にアンケートを取った時に、印象的だったのは、「日本人は冷たいと思っていたが、朗らかだった」「日本人に対しての印象が変わった」という意見が出ていたことにこの企画・プロジェクトに関われてよかったという気持ちになれました。
日本といえば、人々は常に東京、大阪と考えます。私も日本に来る前、大分という地名を聞いたことがありませんでした。実際に大分に住んでみて、私は徐々に大分の魅力を感じることができました。そして今回、中国の人々に大分魅力を知ってもらうことを主な目標にしました。さらに中国人として、 日本人の友人に連雲港の美しさや人のやさしさを伝えることも今回の活動目標の一つとしていました。
この交流会を通して、私が一番心に響いたことが“人と人のつながり”でした。政府や国境を超えて、日本人、中国人という壁さえも超え、このような活動ができた事が自分にとって大きなものとなりました。
ラミネート・竹炭ペンダント作成では、言葉は通じなくとも参加者の方々との直接的な交流をはかり、楽しんでもらうこと。竹炭ペンダントは参加者に作って持って帰ってもらうことにより、これから先もこの交流会を覚えていてもらうようにしました。
交流会自体は、参加者の方が楽しんで下さっていたのでとても嬉しかったです。目標の達成率は9割。ただ予想外のハプニング発生してしまい竹炭ペンダント体験を全員で出来なかったことが残念だった。交流会を通して、企画・構成の大切さ、大変さがよく分かりました。
私は料理体験担当だったので、「大分の文化や生活を象徴するもの」、「来ていただいた方々も一緒に調理に参加できるもの」、「自信をもって美味しいと薦められるもの」この3つの条件をクリアする料理を現地で再現しようと考えました。
イベントは無事に開催され、伝統料理も予定していた内容をほぼそのまま実行することができ、来訪者のみなさんに書いていただいたアンケートをみると、伝統料理について美味しかったとか楽しかったと言ってくださる方も多くいました。また、調理中や食事中にたくさん交流が生まれたことも良かったと思います。
日本と中国の間には、歴史的、政治的問題がたくさんあり、それにより先入観や固定観念が生まれ、友好関係を築きあげるにおいて妨げになっていることは否定できません。私たちはこの問題についてきちんと向き合い、今後の日中関係について考えていかなければなりません。今回の交流プログラムを通じて、言語や文化が違っても、相互理解ができ、友好関係を築きあげることができるんだということを自ら感じそれを伝えていきたいというのが今回の最大の目標です。
中国でもとても愛されている竹を使用したペアの竹炭ペンダントを協力しあって1人1つ作りました。作り方などわからない場合には、現地の人と日本人のスタッフの間に入り通訳として頑張ることで、協力しあうことで無事にペンダントを作りあげることができました。