イベントレポート
広州ふれあいの場:2022年度大学生交流事業
2022年11月17日(木)
国際交流基金と広州ふれあいの場が共催の2022年度大学生交流事業(中山大学—南山大学)の成果発表会は 11月 17 日に成功裏に終わりました。Zoom会議を利用して、オフラインとの同時開催となりました。広州ふれあいの場では、中山大学日本語学科の教員と学生達が 20 人余り参加しました。両学の教員と学生達が協力してくださったおかげで、今回の交流事業も実りの多い活動となりました。
今回の交流活動は10名の中山大学日本語専攻生と5名の南山大学大学生から構成され、5ヶ月間のオンライン交流を行いました。交流はSDGs(Sustainable Development Goals)を巡って展開し、より多くの大学生に周りの環境や社会、経済の問題に関心をもたせ、そして地球の持続可能な発展を推し進めるためには、若者にできることとは何かを探求することを目的としました。また、日本と中国における社会、経済、環境などの持続可能な開発問題について話し合い、理解を深めました。
2022年7月中旬から、週に1回のオンライン交流会を実施してきました。毎回の会議では、最終発表会に向けての議論をしたり文化交流をしたりしました。最終発表会では、SDGsに関連するすごろくの設計に取り組むグループと、発表会の内容について検討するグループの2つのグループに分かれました。各グループがディスカッションした後、約15分、日常の生活や勉強に関する交流をしました。また、毎週WeChatグループで文化交流を行い、写真などを共有し、食事や祝日など両国の文化についても話し合いました。
イベント当日は午後2時から始まり、まずは中山大学と南山大学の学生がそれぞれ自己紹介をしました。そして、司会者がビデオを見せながらSDGsの紹介をしました。 その後、両チームの代表者が中国と日本の企業のSDGsへの取り組みを紹介し、環境保護やチャリティー事業に取り組み、SDGsの目標を実践しようと呼びかけました。紹介が終わった後、参加者が一緒にSDGsを中心にしたすごろくゲームをやりました。
ケースシェアリングでは、南山大学と中山大学の学生が1名ずつ、企業と学校の視点から、SDGsのプロジェクトや組織を紹介しました。企業の場合、BANDAI SPIRITSとHeyTeaを例に、社会の持続可能性を現実させるために企業が設けた目標と取り組みについて紹介しました。学校については、中山大学と南山大学のSDGsサークルが紹介され、日頃の活動や体験談が発表されました。
「すごろく」というゲームでは、デザイングループが「Heart to Heart」をテーマにしたマップを描きました。また、トピックディスカッション、面白いゲーム、知識の共有、一般常識クイズなど、さまざまな内容が用意されました。日本と中国の参加者が順番にサイコロを振ってゲームを行い、リラックスした雰囲気の中、知識や他の参加者の様々な意見を知ることができました。
楽しい雰囲気の中、日中の大学生がお互いの国のSDGsに関する問題と対応策について知ることができました。最後に全員で集合写真を撮り、イベントはスムーズに終了しました。