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イベントレポート

済南ふれあいの場:アニメ鑑賞会

2023年4月15日(土)

 済南ふれあいの場は2023年4月15日午前、文淵楼A区4階437の活動閲覧で「アニメ鑑賞会」をテーマにして交流会を開催した。今回の交流会は、日本語学部の学部生と美術学院の二人が参加した。司会者は日本語学科の学部生で、済南ふれあいの場の学生ボランティアチームリーダーである丁旭さんが務めた。

 今回のイベントは、主にスタジオジブリの代表作である『となりのトトロ』を見て、映画を見た後に感想を語り合うという内容である。司会の丁旭さんが皆さんへ歓迎の挨拶をした後、上映が始まった。
 上映中も、みんな画面をじっと見つめ、感動的なストーリーに引き込まれていた。映画の生き生きとした美しい画風、楽しいリズム、緻密な感情の描写は学生たちに大きな感動を与え、時に笑わせ、時に考えさせた。上映終了後、司会の丁旭さんがスタジオジブリと『となりのトトロ』について簡単に紹介してくれた。
 スタジオジブリは1985年に設立された日本のアニメーションスタジオで、宮崎駿監督を中心に、数多くの名作アニメを生み出してきた。その中で、『となりのトトロ』は世界的に有名な作品として、30年あまりの間に世代を超えて人々に影響を与え、かわいい大きなトトロは日本のアニメの中に典型的なイメージとなっている。この作品は、母親が病気で入院したため、父親に連れられて郊外の古い家に引っ越してきた姉のサツキと妹のメイが、何の変哲もない田舎で面白いものを見つけて、トトロと友達になっていくという子供視点の世界観である。
 フリートークタイムでは、皆さんは活発に発言し、意見交換をした。丁旭さんは、日本学部の教師である石田曜先生に薦められて、スタジオジブリとその作品のことを知ったと言い、皆さんと一緒に心温まる作品を見ることができてうれしいと話した。続いて、梁錦栄さんは『となりのトトロ』について、子供の頃に見たことがあり、そのファンタジックで無邪気な心で満ちたストーリーに魅了され、時間が経ち細部を忘れてしまったが、改めて見て心が暖かくなったと語った。彼は、この映画が暖かくて明るい基調から始まって、同じく暖かくて円満な結末の中で幕を下ろして、巧みに意匠を凝らして、耽美で温情の作品として、皆がすでに久しく失った子供の純真さを呼び覚まさせたと話した。孫娜さんは「となりのトトロ」というテーマを切り口にして感想を述べ、『となりのトトロ』が人間と自然の調和的な共生を表しており、人間が純粋な心で自然を聴き、感じるべきだと話した。

 最後に、丁旭さんは参加者に感謝を述べ、これから済南ふれあいの場が開催するイベントへの積極的な参加を期待すると話した。学生たちは、今回の「アニメ鑑賞会」というイベントに意義があり、久しぶりに子供らしい無邪気な心を感じ、済南ふれあいの場での次回の活働を楽しみにしていると話した。

翻訳者:賈征征

 

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