イベントレポート
広州ふれあいの場:オンライン日本文化セミナー(建築)
2023年10月27日(金)
国際交流基金が主催、広州ふれあいの場が共催の「在半个身位外看日本建筑—半分外側から見る日本建築—」をテーマにしたオンライン日本文化セミナーが2023年10月27日に開催された。中山大学日本語学科の学生30人以上がオンラインで視聴した。
本セミナーは徐佳凝氏が講師を務めた。徐先生は、建築の材料、構法、構造という3つの要素に焦点を当てて、伝統的な建築材料と現代建築デザインを組み合わせて作られた建築物の「光」と「影」を解説し、また実例の建築作品を紹介しながら、伝統的な建築材料を革新的に使用して作られた建築の魅力および建築の楽しさを説明してくれた。
セミナーの最後に、視聴者の学生たちから多くの質問が徐先生に寄せられた。例えば、中日の伝統的な木造建築とどのように違うか、日本の建造物における洋風と和風の融合現象をどのように理解すべきか、日本建築の耐震技術は海外においてどのような活用が可能か、そして日本建築の人間性への関心など、どれも興味深い質問だった。徐先生が丁寧に回答し、日本留学に関する質問をした学生にも貴重なアドバイスをしてくれた。
この講座は、現代建築の革新的なアプローチを解説してくれたことにより、学生たちに建築設計について考えさせるきっかけともなった。また、日本建築のユニークな魅力に対する関心を高め、現代建築デザインへの理解も深めた。