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イベントレポート

済南ふれあいの場:中日大学生交流活動

 2024年3月6日から10日まで、日本の大学生が交流活動のため済南ふれあいの場を訪れました。中日双方の努力の甲斐があって、イベントは無事に終了しました。日本からは法政大学、順天堂大学、京都府立大学、愛知大学から合計6名の学生が参加し、済南ふれあいの場で5日間にわたり濃密な交流活動を行いました。今回は主に授業とキャンパスの見学、中日カラオケ大会、済南市特有の文化体験、中日文化体験、中国の書道や絵画の学習などを行いました。山東師範大学日本語学科の教師で済南ふれあいの場の副所長の趙琳先生が全面的に運営し、日本語学科及び他学科の教員・学生数名が今回のイベントに参加しました。3月6日から7日にかけて、山東師範大学外国語学院日本語学科の学生数名が日本人大学生を引率し、授業見学とキャンパスツアーを実施し、双方の学生が日本文化に関する活発な交流を行いました。

 3月7日午後、済南ふれあいの場専用活動室(A437)で、山東師範大学のさまざまな専攻の学生と日本人大学生でカラオケ大会を開催しました。大会では、両国の大学生が両国でよく知られている歌を歌い、出席した学生たちから大きな拍手を受けました。
 3月8日、一部の日本語学科の学生が日本人大学生を済南市内に案内し、文廟、大明湖、山東省博物館を訪れ、芙蓉街や万象城などの街並みを見学しました。日本の大学生たちは、古より活気に満ちた泉城済南市の文化や山東省の歴史と文化をより深く理解することができました。

 3月9日、日本語学科の学生と日本人大学生が国際交流基金主催、済南ふれあいの場共催の短歌セミナーに参加し、日本文化とその精神について理解を深めました。午後には、済南ふれあいの場が主催する中日文化体験活動に、山東師範大学のさまざまな専攻から延べ50名以上の教師と学生が参加しました。中国側からの文化紹介として、梅花杭武術協会のメンバーが武道演出を披露し、中国結びを作る体験を行いました。日本側からは、日本の法被を試着し、日本の伝統的な縁日のゲーム体験を行いました。

 3月10日、日本語学科の李光貞教授の引率で日本人大学生が山東師範大学の書道家石運友氏を訪問し、中国の書道や茶文化に関する内容を学び、体験しました。石先生は日本人大学生たちに中国茶の歴史や作法などを紹介しました。お茶を飲んだ後、皆は書道室へ移動し、石先生の書道を見学しました。また石先生が日本人大学生に知っている古代中国の詩があるか尋ねると、学生達はすぐに「学而時習之(学びて時にこれを習う)」、「國破山河在 城春草木深(国破れて山河在り 城春にして草木深し)」などと言い、中国人大学生もいろいろ勉強になりました。最後に石先生は十数枚の書道作品を書き、日本の学生にプレゼントしました。

 

 今回の交流活動は、中国と日本の大学生の友情を深めただけでなく、双方の視野を広げ、国際コミュニケーション能力が向上しました。交流活動の終わりに皆はこう言った。「将来、中日友好関係を促進する重要な力となり、両国の繁栄と発展に積極的に貢献します!」

翻訳者:李沁陽

 

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