イベントレポート
済南ふれあいの場:「中日漢字違い」講座
2024年4月13日(土)
4月13日午前9時、山東師範大学外国語学部は済南ふれあいの場(文淵楼A区437室)でオンラインで「中日漢字違い」をテーマとした講座を行った。元山東青年政治学院日本人教師の山形邦夫先生による講座であった。山東青年政治学院の日本人教師である松本彩花先生と山東交通学院の日本人教師である藤林達彦先生が今回の活動に参加した。済南ふれあいの場の副主任・日本語学部の教師である趙琳先生が司会を担当した。日本語学部の学生が今回の講座を受講した。
講座の始めに、山形先生は近頃中国で公開したばかりの、宮崎駿監督の新作である『君たちはどう生きるか』というアニメについて講演した。参加者とその映画について話し合うことを通して、日本語の勉強に関する心得や悩みを交流した。その後、みんなで一緒にSMAPの名曲である『世界に一つだけの花』を歌った。山形先生は歌の内容を説明してから、「中国語と日本語は異なる言語だが、それぞれには漢字があり、二つの言語を繋いだ架け橋だと言え、中国語と日本語それぞれの魅力を作り上げた重要な鍵だとも言える。」と述べた。
その後具体的な漢字を例に挙げ、山形先生は学生と語り合い、同じ漢字でも、中国語での意味と日本語での意味が全く異なるということを説明してくださった。それ以外に、中国語の漢字に類似している漢字も紹介してくださった。また漢字が日本に伝わった歴史を通じて、中国語と日本語に深いつながりがあると述べた。
自由に交流する時間になり、学生たちは積極的に山形先生と話し合い、日本語を勉強する時に出てくる問題や悩みを質問し、先生は一人一人に丁寧に答えてくださった。そして日本語学部の学生が今後の勉強で、積極的に自分から進んで知識を求めるという姿勢で、質問して思考し、語学力を高めることを期待していると述べた。
講座の最後に、趙琳先生は締めの挨拶をされた。まず、山形先生による素晴らしい講座に感謝の意を表した。そして、日常の勉強で、日本語と中国語の漢字の違いと共通点をよく区別し、よく思考しながら、自分の視野を広め、日本語をよく勉強するようにと学生たちを励ました。
翻訳者:董聖薇