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イベントレポート

済南ふれあいの場:桜花杯日本語カラオケ大会

  2024年929日午後2時、済南ふれあいの場は長清湖キャンパスの文淵楼A437号室にて、第1回「桜花杯日本語カラオケ大会」を開催しました。本大会は、主に以下の3つの目的で行われました。まず、山東省と和歌山県の友好関係40周年を祝うこと、次に「和歌山の窓」の設立8周年を記念すること、そして、学生たちが歌を通じて日本語を学ぶ楽しさを体感し、中日間の文化交流と理解を促進することです。

 大会には、和歌山県からの来賓として、副知事の下宏氏、国際担当参事の岡沢利彦氏、副知事秘書の板谷吉浩氏、企画部国際課主査の是永隆宏氏、国際課副主査の松下直樹氏が出席され、会場で大会を観覧されました。大会開始前には、山東師範大学の副学長である鄭元杰教授と下宏副知事一行が面会し、親切で友好的な交流を行い、外国語学院の岳希亮書記もこの交流に参加しました。大会の開始にあたり、下宏副知事がまず挨拶を行い、大会への期待を述べ、このような活動は中日友好交流に長期的に深い意義を持つと語られました。

 本大会のルールは、10名の出場者が事前に抽選で決めた順番に従って歌を披露します。各演奏の制限時間は5分です。審査員は山東師範大学音楽学院の丁汝燕教授、岡沢利彦参事、外国語学院日本語科の田嫄副教授、日本語教師の松本彩花先生、大学院学生会の程文歆氏が務め、歌唱テクニック、日本語の発音、舞台での表現力、創造性の各観点から採点を行い、満点は100点で最終結果は平均点を基準に決定されました。

 全員の出場者が歌唱を終えた後、得点集計中に審査員たちは各出場者のパフォーマンスについて簡単に講評を行いました。丁汝燕教授は、専門的な観点から選手の歌唱テクニック、リズム、音程、表現力に言及し、出場者たちには一定の評価をしつつも、音楽的な素養の向上余地がまだあると指摘しました。岡沢利彦参事は、学生たちが教科書での学びに加え、日本のアニメや映画を観たり、日本語の歌を歌うことが日本語学習に役立つとし、引き続き日本語学習に励むことを期待すると述べました。田嫄副教授は、各出場者の日本語の発音が非常に流暢で自然であり、それぞれが自分の魅力を発揮したことを評価しました。松本彩花先生は、日常の授業でも日本語の歌を使った教育を行っていることに触れ、学生たちに自信を持ち、大胆に歌うよう励ましました。程文歆氏は、音楽は世界共通の言語であり、音楽を通じて中日の若者の交流を深めていくことを望んでいると述べました。

 得点の集計が終わり、結果が発表されました。商学院の李宝悦さんが優れた歌唱力と感動的な舞台パフォーマンスで一等賞を獲得しました。二等賞には心理学院の陳可心さんと商学院の楊雯淼さんが、三等賞には外国語学院日本語科の本科生である李鳴夏さん、杜中慧さん、法学部の陳佳一さんが選ばれました。優秀賞は、山東青年政治学院外国語学院の杜梓熙さん、山東師範大学経済学院の彭子凡さん、済南大学外国語学院の孫萌蕾さん、山東師範大学教育学部の林錦瑜さんが受賞しました。本大会の賞品は和歌山県政府と済南ふれあいの場から贈られました。ここに深く感謝申し上げます。

 今回の「桜花杯日本語カラオケ大会」を通じて、学生たちは日本語学習への興味を深め、ステージでの勇気と能力を養い、また山東省と和歌山県、ひいては中日間の文化交流を一層促進することができました。

翻訳者:唐鴻羽

 

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