済南ふれあいの場:日本文化用品体験会
2024年11月30日午前9時、済南ふれあいの場は山東師範大学長清湖キャンパス文淵楼A区437教室で日本文化用品体験会を開催し、日本の伝統文化を深く理解し、体験する貴重な機会となりました。本イベントには、特別に在青島日本国総領事館の福田雄介副領事がオンラインで参加され、外国語学院日本語学科4年生の季暁琳さんが司会を務めました。さらに、日本語学科の松本彩花先生、一部の学部生や大学院生、ロシア語学科のエリック先生、山東青年政治学院の山川宗竜先生および日本語学科の学生たちも参加しました。
イベントの冒頭では、福田副領事が挨拶を述べ、これまでの経歴を紹介した後、学生たちに積極的に質問し、交流するよう呼びかけました。その後の質疑応答では、学生たちが福田副領事に対し、済南という都市の印象や中日の若者の共通点と相違点、好きなアニメやドラマなど、次々と興味深い質問をしていきました。福田副領事は一つひとつ丁寧に答え、特に言語学習においてリスニングと実際の活用を重視する重要性について強調し、自身の中国語学習経験を共有しました。この質疑応答を通じて、学生たちは中日両文化への理解を一層深めました。
続いて、学生たちは獅子舞、枯山水、剣玉、だるまなどの日本の伝統工芸品や玩具について、それぞれの文化的背景、注意事項、遊び方を順に紹介しました。さらに、展示された文化用品を用いて実際に体験も行いました。多彩な文化用品は興味深く、日本の伝統文化の魅力を存分に示していました。その後、参加者たちはグループに分かれて、日本の古典的なことわざカードゲーム「いろは歌留多(かるた)」を体験しました。このゲームでは、福田副領事が司会を務め、ひらがなカードに書かれたことわざの前半部分を朗読し、プレイヤーが対応する後半部分が書かれたカードをいち早く見つけ取る形式で行われました。ゲーム終了時に最も多くのカードを集めたプレイヤーが勝者となります。学生たちはゲームを楽しみながら、日本語のことわざや文化知識を学び、大いに盛り上がりました。
イベントの締めくくりとして、参加者が自由に展示されていた日本文化用品を見学し、体験しました。今回の日本文化用品体験会は、教職員と学生に日本の伝統文化の独特な魅力を間近で感じさせただけでなく、中日文化交流の架け橋としても重要な役割を果たしました。
翻訳者:唐鴻羽