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イベントレポート

済南ふれあいの場:着物体験会

 4月12日午前、済南ふれあいの場は山東師範大学長清湖キャンパス文淵楼A437教室で「着物体験会」を開催しました。日本語学科学部生の楊洋さんが司会を務め、日本語学科の王晶博士、外国人教師の松本彩花先生、学部生が参加しました。本学に留学中の日本人学生・戸田有亮さんと小西粧瑛さんも参加しました。

 楊洋さんは参加者を歓迎し、本イベントの流れを説明しました。続いて、日本語学科の学生ボランティア5名(蘇睿涵さん、賈淑雅さん、李姝欣さん、李雨珊さん、許淑凰さん)による着物文化の解説が行われました。ボランティアたちは着物の起源と発展について説明し、古代から現代までの変遷を系統的に解説、各時代の特徴を詳しく紹介しました。現代の着物については、男女別の種類と適切な着用場面を重点的に説明しました。「亀」「鶴」などの文様が入った着物の画像を示し、日本文化における長寿の象徴としての意味を解説しました。

 理解を深めるため、学生が事前に制作した着付け指導動画を上映しました。襦袢の着方から振袖のたたみ方、帯結びまでの全工程を紹介しました。解説後には振袖や浴衣などの小物を実物展示し、使用方法とコーディネートのポイントを説明しました。

 体験コーナーでは参加者を6班に分け、30分単位で交代しながら着付けを体験しました。各班には日本語学科11組の学生ボランティアがサポートとして入りました。ボランティアは3月から外国人教師の指導を受け、基本的な着付け技術と体型に合わせた調整方法を習得しました。実際の着付けでは衿の位置調整や裾の長さ調節、帯締めなどを丁寧にサポートしました。初めて着物を着た参加者からは「実際に着てみて、その精巧な作りと姿勢の重要性がよくわかった」との声が聞かれました。着付け後は各班ごとに記念撮影を行い、和やかな雰囲気の中、日本伝統衣装への理解を深めました。

 本イベントは日本伝統文化に触れる貴重な機会となったほか、日本語学科生にとって学んだ文化知識を実践する場ともなりました。参加学生からは「体験を通じて日本文化への理解が深まった。今後も同様のイベントに参加したい」との感想が寄せられました。

【豆知識】着物の起源と発展

 着物(きもの)は日本の伝統衣装の代表であり、その様式や着付け方法、美的観念には日本の歴史・文化・生活美学が凝縮されています。現代では主に祝祭や儀式などの礼服として用いられることが多いですが、その起源は千年前の服装の変遷まで遡ることができます。着物の起源を探ることは、日本の服飾文化の発展と中国など諸外国との文化交流を理解する上で重要な意義を持ちます。
 着物の原型は7世紀頃の飛鳥時代に求められます。この時期、日本は中国の隋唐文化から多大な影響を受け、特に服装においては唐代の服装制度を数多く導入しました。貴族階級が着用した冠服や袍服、裙襴などは、唐代宮廷の装束と極めて類似していました。奈良時代から平安時代にかけての発展を経て、着物の原型が次第に形成されていきます。特に鎌倉時代から江戸時代にかけては着物の様式が確立され広く普及するとともに、「友禅染め」や「紋付」などの染織技術が発達。生地や文様、礼儀作法などの面で頂点に達し、日本民族衣装の象徴となりました。明治維新後、西洋式の服装制度が導入されると、着物は日常着としての主流から退きましたが、成人式や結婚式、茶道などの伝統儀礼では今も重要な役割を果たしており、振袖・留袖・浴衣など多様な種類へと進化を続けています。
 着物の発展の歩みは、日本固有の美意識と生活様式を表すと同時に、中日文化交流の歴史をも刻んできました。

翻訳者:陳小琪

 

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