広州ふれあいの場:第3回「粤談東瀛」を開催

2025年5月10日、広州ふれあいの場にて「粤談東瀛」第3回イベントが開催されました。今回は、日本・立教大学の畠中亨先生と、中山大学外国語学院の渋谷淳一先生をお迎えし、「日本の年金制度と子ども福祉政策」をテーマに講演と交流が行われました。当日の通訳は徐愛紅先生が務めました。
畠中亨先生は現在、立教大学コミュニティ福祉学部の准教授を務めており、研究分野は社会政策や福祉経済学を中心に、日本の年金制度改革、不平等や貧困といった社会問題をテーマとしています。
イベント冒頭、畠中先生はまず日本の公的年金制度の仕組みについて紹介しました。「国民年金」「厚生年金」「共済年金」が制度の三本柱を構成しており、このうち国民年金と厚生年金が中核を成し、共済年金が補完的役割を果たしています。この制度は、国民全体の基礎的な老後保障を担うと同時に、異なる層の人々の多様なニーズに応える仕組みとなっており、「国民皆年金」という理念を体現していると説明しました。
さらに畠中先生は、研究のもう一つの柱である子ども福祉についても言及しました。特に、貧困によって教育の機会を失ってしまう子どもたちに注目しています。たとえば、ひとり親家庭の子ども、障がいのある子ども、不登校の生徒など、社会から見落とされがちな層です。講演では、現場の写真を示しながら支援の実情を紹介しました。一つは、市民が自主的に立ち上げた「子ども食堂」で、経済的に困窮する家庭の子どもに無料で栄養のある食事を提供している様子。もう一つは、中学校の図書室で、通常の授業に適応できない生徒に学習支援を行っている光景です。こうした取り組みは小さな一歩に見えますが、制度の手が届かない隙間を埋め、子どもたちの希望を支える確かな力になっていると語りました。
続いて畠中先生は、立教大学の歴史やキャンパスの様子についても紹介しました。写真を通じて、池袋キャンパスと新座キャンパスの緑豊かで趣のある風景が紹介され、参加者も魅力を感じ取ることができました。
講演の最後には、渋谷淳一先生が総括的なコメントを行いました。今回の講座を通じて、参加した学生たちは日本の年金制度や困難を抱える子どもたちの福祉問題について理解を深め、「とても勉強になった」と感想を述べました。

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