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日本でホットな“京都の出汁”を調査しました!
みなさん、料理に使う“だし”はご存知でしょうか。出汁は本当にあらゆる和食に使われる、和食の「命」のような存在です。今回は和食の本場である京都の、出汁の歴史や実際の出汁料理についてご紹介します!
誇張抜きで和食っぽい料理にはほとんど出汁が使われています!大学の学食ではいつでも77円でだし巻き卵が提供されていますし、学校の近くの定食屋さんで出てくるかつ丼や親子丼といった大人気メニューにも漏れなく出汁が使われていて、本当においしいです。周りの友達に聞いてみても、普通に食事をしていると、最低でも一日一回は出汁を使った料理を食べているらしいです。
私は生まれたときから、出汁を使った料理を食べて育ってきました。家庭の味として絶対に外すことが出来ない「味噌汁」にも出汁は欠かせないので、日本にいて出汁を味わったことのない人というのはほとんどいないのではないでしょうか。私が最も好きな出汁を使った料理は「出汁巻き卵」です。作り方自体はとってもシンプルで、まずは卵を溶いてそこに出汁を混ぜます。次に出汁を混ぜた卵を専用のフライパンで焼いて、巻いていけば完成です。文字で書くとかなり簡単に見えますが、実際自分で作ろうとすると出汁を混ぜた分卵が固まりにくくなるので、きれいに巻くのが本当に難しいです。京都だと街中でプロの料理人さんが出汁巻を巻いているところが見れたりもするので是非一度訪れてみてほしいです!
日本の出汁文化はどうやら奈良時代(700年ごろ)にまでさかのぼるようで、非常に長い歴史を誇ります。それだけ古くから日本人に愛されてきたのは単純に出汁が「おいしい」からではないでしょうか。科学的にも出汁に含まれるグルタミン酸やイノシン酸は「うまみ」として食品の重要な要素と考えられていますし、だしの風味や香りも和食をおいしくするうえで欠かせない要素です。出汁をとることは実はけっこう手間だったりもするのですが、そういった手間以上においしさが勝るから今もこうして多くの人が出汁を使っているのだと思います。また、最近ではだしパックや粉末状の出汁も売られていて、お手軽かつ比較的安価に使えるようになったことも、家庭で出汁が愛用されている理由の一つかもしれません。(僕も普段から大変お世話になっております。)
今回は出汁について紹介してみました。出汁は日本食にとって本当に欠かすことのできない存在で、身の回りのあらゆる料理に使われています。実際意識してみると、これまで気づかなかったような料理にも出汁が使われていたりして、本当に色々な料理に使われているんだなぁと実感しました。出汁はすでに世界中で高い評価を受けていますが、これからももっと多くの人が出汁の魅力に気づいてくれたらうれしいなと思います!!