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中国での一週間の様子
ふれあいの場とは?
日中交流センターでは中国の地方都市12ヵ所において、青少年層を対象に対日理解と交流を促進する「ふれあいの場」を開設しています。中国側機関(図書館や大学等)が施設の提供や日常の運営・管理と活動の企画実施を行い、日中交流センターは日本紹介コンテンツの提供と日中交流イベントを開催しています。
プログラム概要
国際交流基金日中交流センターでは、日本と中国の青少年交流を促進する事業の一環として、日本の高校生たちを1週間程度中国に派遣し、現地視察・交流事業を通じて、等身大の中国に触れてもらう機会を提供しています。 今年は、2015年3月20日から26日の7日間、「中国高校生長期招へい事業」の受入校の中から推薦された日本人高校生10名が訪中し、済南ふれあいの場訪問をはじめ、現地を訪れ様々な交流活動に参加しました。
済南
北京
全国から集合→オリエンテーション
成田空港付近で前泊し、オリエンテーションを行いました。
プログラム参加校
- 盛岡中央高等学校
- 仙台育英学園高等学校
- 東京学芸大学附属国際中等教育学校
- 埼玉県立蕨高等学校
- 静岡学園高等学校
- 敦賀気比高等学校
- 大阪府立夕陽丘高等学校
- 兵庫県立宝塚高等学校
- 龍谷高等学校
- 沖縄県立向陽高等学校
出発
成田空港からいよいよ、出発!
北京から高速鉄道に乗り、済南へ
木島 慶太
龍谷高等学校
北京空港に着陸する際に見えた北京近郊の景色を見たとき、緑が少ないこと、長く続く畑に驚いた。地理の授業で中国の気候は習ったが、学校で習うのと、実際に見るのでは、違っていて、新鮮だった。道路はとても広く、中国はやはり広大な土地を有しているのだなと感じた。中国の高速鉄道に乗っているとき、まるで日本の新幹線に乗っているかのようなデザインと乗り心地で驚いた。
佐藤 友香
埼玉県立蕨高等学校
文化の壁にぶつかることも多々ありました。私は他の参加者と違って他の海外派遣プログラムや、留学に参加したことがないので、一言に文化の違いと言ってもピンと来ませんでした。ですが、中国の空港に到着して早々に、空港の女性スタッフから「そこにいると邪魔だから、さっさと移動して。」と、きつい口調で注意され、「お客様は神様です。」という発想からくる物腰柔らかな接客は日本だけなのだと痛感しました。それと同時に、中国では物事をはっきりと言うのが当たり前なので、これが文化の違いなのだとわくわくもしました。
済南「ふれあいの場」記念桜花林の植林活動
古作 優美
東京学芸大学附属国際中等教育学校
日中の現在の政府の関係はあまり良いものとは言えないのが現状だ。しかし、私たち「若い世代」がこれからの社会を担っていくわけであり、今回中国でも多くの友達を作ることが出来た。今回のできごとから、少しでも日中の関係の良好に向けて、貢献していけたらよいと思う。今回の訪中での思い出、そして出会った仲間たちは私にとって一生の宝物である。
日中大学生交流イベント お手伝い・参加
趵突泉公園 見学
玉谷 菫
大阪府立夕陽丘高等学校
今回、中国へ行こうと決断したのは、近いけれどよく知らないこの国をもっと知りたいと思ったからです。実際に行ってみると、英語では通じずに、ダメ元で日本語を話してみたら通じたりして、言葉が通じることがこんなにも嬉しいことなのだと感じました。もっと中国語を学んで会話ができるようになったら、もう一度中国に行って、お世話になった人たちに恩返しがしたいです。
済南外国語学校 訪問
菅原 理
盛岡中央高等学校
まず私が最初に驚いたことは、中国の学生の方達が日本に興味を持っていたことです。日本語を学んでいる人の数が世界一だということを知り、日本に興味を持ってくれていることを嬉しく思いました。この事業で学んだ生の中国を友達に伝えると同時に、将来に活かすことが出来るようにこれからもたくさん学んでいきたいと思います。
交流会
長谷川 皐月
静岡学園高等学校
日本人は英語を学んでいても、積極的に英語で交流しようと思う人は少ないですが、中国で日本語を学んでいる人は違いました。自分が他国の言葉を話すのが上手ではないとわかっていても、もっと上手に話したい、学習したいという意欲は、日本人とは比べ物にならないくらい強いということに衝撃を受けました。今回は日本語での交流でしたが、相手の国の言語で交流したり、英語を流暢に話すことができて様々な国の人々と交流できたら、世界が広がると感じました。そのような点では、中国の学生は日本の学生より何倍もグローバルだと思います。
ホームステイ
中島 日菜
兵庫県立宝塚高等学校
私は、ホームステイをする前、同じアジアの国だから似ているところはたくさんあるのだろうと思っていました。日本人は食べ物を残してはいけないという文化があります。しかし、中国では残しても良いという文化だと聞いて驚きました。しかし、ホームステイ先の子に聞いたら、最近の中国でもレストランでもし料理を残したら持って帰るという習慣を持つようになったそうです。私はそれを聞いて中国でも少しずつ文化が変わってきているのだと思いました。
北村 祐一
敦賀気比高等学校
僕がこの訪中事業で一番緊張したのがホームステイです。言葉も文化も違い、どう過ごしたらいいのだろうかと少し考えました。しかし、そんな心配は無用でした。家族のみんなが親切で、ホームステイはあっという間に終わってしまい、僕はとても楽しい時間を過ごす事が出来ました。今回の訪中事業を通して、相手の国の事や文化や習慣等を知る事はとても大切だと思いました。それと同時に、自分の国の文化等についても、もっと知らなければならないと感じました。
訪問のお礼・昼食(済南外国語学校生徒と)
杉田 桃子
沖縄県立向陽高等学校
日本では日中の政治間は仲が良くないとよく報道されます。中国でもそういった風に報道されているそうですが、中国人の性格上「報道」や「メディア」というものを信用しない人が多いそうで、その結果、中国人は政治的な問題はあってもそれを見ぬふりをして、日本に対して悪い印象を持ってないというのが事実です。なんでも、信じ込んで客観的に見てしまう日本人とは大違い。そんな中国人の性格に私は強く惹かれました。
済南⇒北京
夕食(心連心プログラム卒業生と)
佐藤 凪紗
仙台育英学園高等学校
私が中国へ訪問して一番に感じたことは、中国人の人々の暖かさ、そして中国の人々は本当に日本のことが大好きだということです。中国へ訪問する前の私自身のように、日本にはまだまだ中国の本当の姿について知っている人はいないと思います。そのような人々のために、これから私がしていけることは、今回の中国訪問で学んだ中国の真の姿をたくさんの人に伝えていくことです。自分自身が中国と日本との架け橋になれるよう努めていきたいと思います。
国際交流基金北京日本文化センター 訪問
北京市内見学(天安門広場・故宮・景山公園)
中国でのこの1週間は
あたたかく迎えてくれたみなさんのおかげで、
私たちにとってかけがえのない経験となりました。
本当にありがとうございました。
これからも、交流を続けましょう!
日本人高校生一同