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JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る

Voice ~参加者の声~ 北村想空さん

逆境こそチャンス!乘风破浪!

名前
北村 想空(きたむら そら)  さん

プロフィール
生まれ年:2001年
出身地:神奈川県
現在の所属:昭和女子大学 国際学部 国際学科 中国語専攻

中国に興味をもったきっかけ

私が中国に興味を持つきっかけとなったのは中学校での環境です。母校である横浜市立港中学校は中華街の中に位置しているため、中国の学生がたくさん在籍しています。私と同学年の中国人学生は日本語のレベルに差があり、日本語を流暢に話せる学生もいれば全く話せない学生もいました。中国の学生と共に学校生活を送る中で、言語の壁から日本人学生と中国人学生との間に次第に距離が生まれるようになりました。どうしたら中国人学生と仲良くなれるのだろうと考え、私は日本語ができる中国人学生に積極的にコミュニケーションをとり、中国語を教えてもらうようになりました。覚えた中国語の単語を使って、日本語ができない学生にも話しかけ、仲良くなれるようきっかけづくりに尽力していました。しかし、私を含めた一部の日本人学生のみが中国人学生と交流をしており、学年全体で仲良くなることはできませんでした。私は、同い年で一緒に勉強しているのにどうしてお互いに距離を置いてしまうのだろうと問題意識を持ちました。また、学校行事では獅子舞や中国ゴマの披露等、中国文化に触れる機会が多かったため、自然と中国に興味を持つようになりました。

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参加者と私たちの集合写真

大学生交流事業に参加したきっかけ

私は大学に入学してから中国語を本格的に学び始めました。昭和女子大学と提携校の上海交通大学の双方から学位を取得できるダブルディグリープログラムに参加し、大学1年生のころから中国語の勉強に励んできました。2020年9月から上海に2年間留学する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け、オンライン留学に変更となり、一度も中国に行くことができず留学を終えようとしていました。留学するために努力してきたため、留学に行けないと知った時には涙を流すほどショックでした。オンライン授業に対するモチベーションも低下した時期もありましたが、自分はこのオンライン留学を通してどう成長したいのか、2年後どうなっていたいのかを考えるようになりました。「コロナだから」、「中国に留学に行けなかったから」という理由で努力することを放棄するのではなく、「コロナだからこそ」、「日本にいるからこそ」今できることを全力で取り組もうという前向きな考え方に変えました。中国語のスキルを活かして何か活動ができないかとインターネットで探している際に、国際交流基金で実施している大学生交流事業を見つけました。私と同じように留学に行けず悔しい思いをしている学生4名を誘ったところ前向きな反応をもらえたため、本事業に参加する運びとなりました。

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カウンターパート+私たち

リアルな東京SHOW~欢迎到东京来~

私たちはコロナ禍を逆手に取ったオンライン東京ツアーを企画しました。私たち日本人学生は東京の歴史的・先進的なスポットや日本文化を体験している様子を事前に撮影し、撮影した動画とクイズを通して西寧の皆さんにリアルな東京をお届けしました。

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共同制作

企画開催までの約4か月間、西寧のカウンターパートの学生とコミュニケーションとり、親睦を深めつつ、企画の準備を進めていきました。最初はお互いに緊張しており、交流がうまくいきませんでした。その反省点を活かし、さらに親睦が深められるよう、私たちはWeChat上でウィークリーチャレンジを企画しました。

日常や趣味等を互いに共有し、互いを知ることで交流がしやすくなり、チームの雰囲気も明るくなりました。企画の進行は基本的に日本語で行いましたが、私たち日本人学生は全員中国語を勉強しているため、カウンターパートの学生の理解度に合わせて、積極的に中国語を交えながら話し合いや交流を進めていきました。この経験から、国際交流をするうえで互いに配慮し合うことが重要であると改めて痛感しました。

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ウィークリーチャレンジ


最後に

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参加者の様子

本事業を成し遂げることができたのは、私たち日本人学生の力だけではなく、共に企画を作り上げてくれた西寧のカウンターパートの学生、熱心にご指導して下さいましたフスレ教授、このような素晴らしい機会を与えてくださり、活動を支えてくださった国際交流基金の皆様、及び私たちの活動をご支援頂きました全ての方々の支えがあったからだと思います。心より感謝申し上げます。

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動画撮影の様子

今回の日中交流で得た知見を活かし、アウトプットしていくことで、今後も更なる日中の相互理解を促進し、大学生を中心とした日中の若者の交流の拡大に貢献していきたいと考えております。

昭和女子大学
北村 想空
2022年6月

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