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Voice ~参加者の声~ 馬 赫(ま かく)さん

心に残る「延辺ふれあいの場」での出会い

名前
馬 赫 (ま かく)  さん

プロフィール
2000年に中国東北部の長春で生まれ、高校時代に日本の舞台劇に強い興味を持ち、日本留学を希望したことから延辺大学日本語学科に入学しました。2019年に延辺大学の「延辺ふれあいの場」という団体と出会い、着物や浴衣、茶道などの日本文化を体験しながら、様々な文化交流イベントに参加しました。2022年度には延辺ふれあいの場のリーダーに選任されました。現在は弘前大学大学院に在学中です。

「延辺ふれあいの場」との出会い

私は2019年上半期に延辺ふれあいの場という組織に入りました。この組織で、私は多くの友人を作り、これからの人生に役立つ多くの体験を得ることができました。私とふれあいの場との縁は2018年に始まりました。ちょうど中秋節の時期で、沖縄の大学生が延辺で開催した文化交流イベントを偶然訪れ、この団体について知ることができたからです。2019年上半期、ふれあいの場がボランティアを募集し始めたとき、私はこの団体の面接に申し込みました。無事に面接に合格した後、オリエンテーションで多くの先輩や他専攻の友人と出会い、一緒に大きな家族を作り、忘れられない日々を過ごしました。

大学生交流事業の参加

ふれあいの場での生活を振り返ると、いくつかの大規模な活動に参加しました。最初は2019年9月に行われた北海道商科大学との交流イベントで、ご当地ジンギスカン体験や足湯、浴衣体験などを行いました。私は浴衣体験を担当しましたが、校舎前に大勢の人が集まり、学生たちが積極的に様々な活動に参加していて、活気のある光景だったことを覚えています。朝から日が暮れるまで忙しかったのですが、疲れはまったく感じませんでしたし、学生たちの笑顔を見ることができて嬉しかったです。

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茶道の体験

2021年3月には名古屋の愛知淑徳大学との交流イベントがオンラインで行われました。主な内容は恵方巻作りや和菓子の体験、名古屋の観光地紹介でした。私は立春に恵方巻を食べて豆を撒く習慣を初めて知りました。人生で初めて食べた恵方巻が自分で作ったもので、とても記念になりました。延辺には朝鮮族の美食があり、その中にも恵方巻に似た海苔巻きがあります。材料の比較を通じて文化の共通点と違いを体験しました。

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着物の体験

2021年9月には広島の安田女子大学との交流プログラムを担当しました。主な内容は広島焼き作りと紙芝居の展示でした。このイベントは私が担当した初めての大規模なもので、日本のパートナーとの交流から多くのことを学びました。オンラインイベントだけでしたが、その後、昨年の大学生交流事業参加者交流会で偶然にも日本で会うことができ、これも大きな縁でした。

その他にも、浴衣茶道文化体験、日本のカラオケ大会、日本の書道大会など、多くの小さなイベントに参加し、中日文化交流の促進に努めてきました。

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広島焼きを作る。

忘れられないふれあい

2022年、私はふれあいの場のリーダーを務めさせていただくことになりました。後輩たちとの会話の中で、私はこう言いました。「ふれあいの場は私の大学生活をより有意義なものにしてくれた。ふれあいの場がなければ、私の大学生活はこんなに豊かなものではなかっただろう。」この言葉は私のある後輩にインスピレーションを与え、その後、彼女はふれあいの場の新しいリーダーになりました。昨年の大学生交流事業参加者交流会で偶然日本で再会したとき、彼女はそういうことを口にしました。そのとき私はすでに2年前に卒業していましたが、かつて自分が感じた気持ちが今でも他の人に影響を与えていることにとても感動しました。

このような経験を通じて、ふれあいの場が私にとってどれほど大切な存在であるかを改めて感じています。これからも、中日文化交流の架け橋として、微力ながら貢献していきたいと思います。

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広島のイベントでみんなとゲーム

延辺ふれあいの場
馬赫
2024年6月9日

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