- 目的
- 中日学生たちは互いに伝統的な演芸、手芸、老舗などを紹介することで両国の伝統文化に対する理解を深めながら、繋がりを作る。
- 内容
- 今の若者たちは伝統文化を伝承するために、どのような努力をしたのか、どのような努力ができるのかについて調査を行い、調査結果を動画で展示し、発表する。
01 | vlog制作 | 中国側はアモイの伝統文化を、日本側は各自が住んでいる地域の伝統文化を体験して動画に収める。 |
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02 | アンケート調査 | 伝統文化の伝承に関して、日中両国の人々にアンケート調査を行ない、2国間の結果比較を行なう。 |
03 | 翻訳作業 | 中国側は日本の伝統文化に関するものを日→中に訳す。 日本側はアモイの伝統文化に関するものを中→日に訳す。 |
②中国側の学生から詳しい企画内容の説明
③伝統文化に関するアンケートの説明
④班を決める
有馬温泉&ガラス細工工芸vlog
黄則和の工場vlog
高岡銅器vlog
大阪漫才vlog
宮崎和菓子vlog
秋田竿燈祭りvlog
今回のプログラムでリーダーを務めた厦門大学嘉庚学院の何曄さんが日本語で、
鄭雨君さんが中国語で進行してくれました。
アモイふれあいの場の代表・林芸華さんと国際交流基金の稲田久美子さんが挨拶をしました。
翻訳作業で気をつけた点、大変だった点などを中国のメンバーが発表してくれた後、
翻訳したパンフレットや動画を公開しました。
事前に集めた伝統文化に関するアンケート調査の結果から、
日中の伝統文化に対する態度の共通点と相違点を中国のメンバーが発表してくれました。
日本・中国の伝統文化についてのvlogを公開しました。
日中それぞれのメンバーが数ヵ月間の活動を振り返り、感想を述べました。
成果発表会終了後に中国語・日本語講座を行ない、それぞれの国でよく使われている若者言葉などを楽しく学びました!
vlogを作ることを通じて私も知らなかった地元の
伝統文化について知ることが出来た。
温泉の魅力について話した。
今回の経験を通じて地元のまた中国の伝統文化について知ることができました。オンラインということもあり中国にいる方と密接にコミュニケーションを取ることができたのがよかったと思いました。私はガラス細工を調べたのですが、この活動をするまで私の住んでいるところでガラスが有名だということも知らなかったので良い経験になりました。中国と日本とでは環境や文化が違うと思っていましたが、実際にかかわってみるとはやりの若者言葉や若者文化などが日本と似ているものを感じて親近感がわきました。この経験をもとにまた新たにお互いの文化交流ができることを楽しみにしています。
許 燁
今回のプロジェクトは、奥川さんとグループに分けられて運がいいと思って、そしてこの3か月の交流はとても楽しかったです。私たちはお互いに相手が集めたパンフレットを翻訳し、私も翻訳の過程で多くの日本の温泉文化を学び、理解し、収穫に満ちています。私たちは奥川と時々生活についても話していました。今回の交流はとても楽しかったと思います。
何 曄
今回のイベントはとても楽しかったです!私は前からずっと日本の温泉に興味を持っているので、今回のイベントをきっかけで、日本の有馬温泉の歴史や温泉水など、色々知ることができて良かったと思いました!最後の日本語・中国語コーナーもすごく楽しくて、チームとしての一体感を感じました!言いたいことはまだ沢山ありますが、とりあえず、3ヶ月間、一緒に話し合ったり笑ったりして良かったです。機会があればぜひ日本に行ってみんなと会いたいです!
形作り体験を行った。
vlogを通して地元の伝統文化を伝えることができた。
訳しにくい日本語の表現があったが、
話合って完成することができた。
今回のプログラムを通して、両国の伝統的な文化を知ることが出来ました。vlogの撮影のため高岡銅器の器形作り体験をしました。地元の伝統工芸品で良く知っていましたが、実際に体験することは出来なかったので形を作るだけでも大変な作業でした。良く知っていると思っていても作業の大変さを知らなかったのでvlogを通してさらに理解が深まりました。また中国の文化は全く違うのかと思っていましたが、中国の学生と交流していく中で通じるものがありとても親近感が湧きました。この交流を通して文化交流を続けていこうと思いました。
陳 暁函
この3カ月の体験はとても貴重な思い出だと思います。この活動を通じて、漫才や高岡銅器などいろいろな日本の伝統文化を知りました。また、皆さんと一緒に日中両方のパンフレットを翻訳して作りました。日本の皆さんと知り合って交流するのは本当にうれしかったです。もし、機会があれば、今度もこのような活動に参加したいです。
李 雯欣
三ヶ月間の交流を通じて、日本人の皆さんと一緒に完成しました。日本側の皆さんはとても親切で、いろいろなことを教えてくれました。それに日本のみんなと日中両国の違いを交流し、日本の伝統文化についての理解も深めました。皆さんの努力を通じて様々な問題を解决しました。日本のみんなが作ったビデオはとても素晴らしいです。今回のイベントは私にとってとても大切な体験です。もし機会があれば、ぜひ日本に行ってみたいと思います!
漫才と関連深い郷土料理など
地元ならではの視点で映像を届けられた。
吉本興業「大阪もんのうた」を翻訳し、
地元の特徴や良さを中国語に翻訳した。
アリシア
今回のプログラムを通して、オンラインという環境を最大限に活用して交流し、さらには自分自身も自国に対する理解を深めることが出来ました。アモイふれあいの場は、中国側の学生が提案したプログラムに対して、個人で参加した日本の学生が協働していくという、ふれあいの場事業では初めての試みだったそうです。中国の方と交流するのは初めてのことだったため始めは緊張しましたが、みなさんがとても親切だったおかげで安心して取り組むことが出来ました。アモイふれあいの場の主な取り組みであった調査報告の動画では、自分が住んでいる大阪の伝統演芸「漫才」について取材をしました。「中国の方にこの日本語の難しいニュアンスをどう伝えようか」試行錯誤する過程で、自分自身もそのテーマに対する理解を深めることができました。チャットも活用して、中国の方に質問をしていけたことも、日中の文化の違いについての学びを広げる良い機会となりました。交流が出来た時間は短かったですが、これからも、日中の関係についても興味を深掘りしつつ、ぜひみなさんと色んな話をしていきたいと思います。
鄭 雨君
交流の中で表現を間違えないか心配で、メッセージを送る前に何度も確認を繰り返しました。自分の思いを一生懸命に伝え、相手からポジティブな反応が返ってくる、それがコミュニケーションの良さだと思われる。今まで、日本の「漫才」は中国の「相声」のようなものだと思っていました。 しかし、この交流を通じて、両者の違いも知ることができました。例えば、「相声」はオチを付けるものですが、「漫才」はそうではなく、次々と笑いが出てきる。パンフレットの翻訳や資料の整理を一緒に行い、チームの前向きな姿に、若者が文化の革新を推進し、文化の発展のためにより多くの場所を切り開いているのだという確信を強く持ちました。このイベントに参加できて、とても嬉しかった!このような機会を頂き、感謝の気持ちでいっぱいだ。
邱旦芸
2022年は中日国交正常化50周年にあたり、この素晴らしい背景の下で、私たちは新世代の若者として日本側の学生たちと文化に関するプロジェクトを行い ました。そしてわずか2ヶ月の間に、オンラインコミュニケーション、アンケート調査、動画制作だけでなく、両国の文化宣伝の内容も翻訳しました。 今回のプロジェクトを通じて、私はとても忘れられない充実した夏休みを過ごしただけでなく、今の科学技術と経済が急速に発展している時代の下で、文化の伝承と交流における新世代の若者としての責任と役割を意識しました。演芸、手芸、老舗、歴史上の人物など、これらの微小に見える文化的な媒体の背後には、独特で豊かな意味があります。私たちの世代が本当に文化の扉を開け、自分の力を発揮し、新しい時代に文化の美しさを共に享受できることを心から願っています。
劉 星淑
今回の中日文化交流活動に参加できることを大変光栄に思います。今回、アモイで地元の伝統的なお菓子工場を訪問し、中国の古い製品の根気強さと伝統的な発展を学ぶことができました。日本側の学生との交流は初めてでしたが、みんなとてもフレンドリーでした。この活動を通して、日本の学生に中国の伝統的なお菓子ブランド、閩南人形劇、泉州南音などの中国の伝統文化を紹介することができたと同時に、私も漫才文化や高岡銅器、有馬温泉などの日本の文化を知ることができ、とても意義を感じました。アンケート調査を通じて、中日両国の伝統文化の伝承で直面している問題は、伝統文化の普及方法の必要性、時代の流れとの融合の問題など、企業や政府の支援や改善が必要であるなど、多くの共通点があると感じました。中日両国の伝統文化の普及と振興の比較を通じて、中国が文化の普及と輸出の方法について日本から学ぶべきことは多く、また、中国の現実と融合して独自の文化発展の道を切り開くことができる。日本の学生たちとオンラインで交流できたことはとても嬉しかったし、実際にお互いの文化に触れる機会があればいいなと思います。
第2の地元である宮崎の和菓子について、
名前の由来から歴史など詳しく知ることができた。
自分が調べていて興味深かったことを
中心に映像で伝えられたと思う。
難しい日本語が多かったり、
中国語ならではの表現であったりと、
翻訳の難しさを実感した。
同時に、どのように言い換えたら良いかなどの
勉強にもなったので良かった。
元々は中国の文化をより知りたくて参加しましたが、実際に活動を通して日本の文化だったり、若者の関心なども新しく知ることができました。また、長い間の交流は初めてで緊張していたのですが、毎回のミーティングや一緒に翻訳をしたりするなかで、文化の違いに驚くこともあれば、同じ大学生としてたくさんの共通点を見つけることもでき、チームとして仲が深まってとても嬉しかったです。最初はお互い人見知りだったものの、段々とミーティングが楽しみになり、3人で話すのが癒しの時間だねとお互いに話していました。交流の中では、中国語だけでなく日本語の言い回しを考える勉強にもなりました。今回の活動を通して、伝統文化に対する知識だけでなく、言語の壁やオンライン交流でのコミュニケーションの取り方、そして長い期間一緒に頑張ったチームメンバーなど、沢山の貴重な経験を得ることができました。今後も今回の活動を活かしつつ、交流していきたいと思います。
柯嘉琪
今年の6月にこのプログラムに参加し、チームのみんなと一緒に伝統文化のインタービューに行ったり、日本側の大学生たちと交流したりして、日本語能力を高められたし、今まで触れなかった分野の知識も得られて勉強になりました!みなさんは愛想がよくて、すごく話しやすいです。参加して良かったと思いました!これからも積極的に自分の感想を言ったり、伝統文化の魅力を伝えていきたいと思います!
羅瑾雯
今回のプログラムを通して、今までの印象と違う日本文化を知ることができました。コロナ禍で海外の方と交流するチャンスが少ない中、このような貴重な機会を頂けたことに感謝します。皆さんの真剣な映像作りが見事でした!日本側が我々に見せてくれた伝統文化に、私は文化の魅力に感嘆した。文化伝承という意味ぶかいテーマについて日本側のみなさんと話したり、なかいい友達を作れまして、参加して本当によかったと思いました。
動画を制作した。
伝統行事に込められた意味や祭りの臨場感が
伝わるように心がけて作った。
中国のメンバーに原稿を添削してもらいながら、
中国語字幕も付けた。
中国側は「秋田竿燈まつり」について
翻訳作業を行なった。
伝統文化特有の用語も多く難しかったが、
互いに確認し合いながら作業を進めた。
中国側・日本側共に初対面のメンバーとオンラインで交流するということで不安はありましたが、中国の皆さんのリーダーシップの元で無事に活動を終えることができ、安堵しています。活動中は言語の壁を感じることもありましたが、お互いわからない事があればその都度確認し合ってビデオ制作や翻訳作業を進めていきました。結果としてオンライン上でありながら、互いの文化への理解を深める事ができ、とても良い経験になりました。私は「秋田竿燈まつり」を紹介しましたが、自身が大学で竿燈に携わっていることもあり、この機会に中国の皆さんに日本文化を紹介できたこと・伝統文化について議論を交わせたことを光栄に思います。今回得た経験と縁を大切に今後も何らかの形で日中友好に貢献していきたいと思います。
潘 丹鈺
今回の中日交流を通して、自分の故郷に対して更に深い理解があったことに加えて、日本の文化に対しても異なった印象を持ちました。そして、日本の友人と合流したこの数ヶ月間で、自分の日本語能力も進歩し、気が大きくなったし、本当に嬉しいです。日本側の櫻井さんといい友達になりました、日本からの友達ができたのは初めてです。櫻井さんが大学に通っている秋田市の伝統文化である竿燈まつりに目覚めました。本当に面白いと思います!日本側と中国側の皆様のおかげで、今回のイベントはいい成績を取りました。私にとって、これは十分貴重な経験です!この思い出はいつまでも忘れません。今後も、皆様全員と一緒に色々なイベントに参加したいです。
呉 姿霖
こんにちは、呉姿霖です。このイベントにご一緒できて光栄です。このイベントで、彩乃ちゃんと友達になれて嬉しかったです。私の日本語はあまり上手ではありませんが、彩乃ちゃんは辛抱強く私と交流してくれて、本当に感謝しています。日本のみんなは優しくて、とても嬉しいです。日本側の友人と一緒に中日両国の伝統文化を探ることができ、日本側の伝統文化を理解すると同時に、私の故郷の伝統文化をより深く理解することができます。このイベントでPPTや翻訳などのスキルを身につけ、チームワークも身につけました。日本語も上達しました。お世話になりました。機会があればぜひ日本へ旅行に行きたい。オフラインで会えるのを楽しみにしています!
終始なごやかな雰囲気の中、企画を主導してくれた厦門大学嘉庚学院の皆さんありがとうございました!
また、今回の活動に携わった全ての方々に心より感謝申し上げます。
今後も交流を続け、いつか対面でも会えたら嬉しいです!