- 【動機】
- 私たちの大学のある三島市からは世界文化遺産である富士山を望むことができます。また、済南ふれあいの場が位置する山東省には世界自然文化遺産である泰山があります。そこで、私たちは世界遺産である富士山と泰山、2つの山を通して日本と中国の互いの文化や歴史、人々の暮らしの理解を深めたいと思い今回の企画を発案しました。
- 【目的】
- 日中の大学生が互いの山や世界遺産を紹介することで、互いの国の文化を知るだけではなく、自分の国の新たな魅力を発見するため。
日本と中国のメンバーでテーマの案を出し合い、その中から決めました。
「山との出会い」には山を通してお互いの国を知っていくという意味が込められています。
これが、実際に使用したイベントのポスターです。デザインは、済南ふれあいの場の学生が作成してくださいました。
中央に描かれている絵は、泰山と富士山を表しています。
01 | 富士山&泰山紹介動画 | 富士山と泰山の歴史や山にまつわる文化を紹介。 |
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02 | 世界遺産クイズ | 日中の世界遺産について紹介するクイズを作成。 |
03 | 日中交流会 | 日中の学生がお互いの国の文化や生活について話し合う。 |
2022年12月20日(火) | 初回顔合わせ | 2023年1月7日(土) | 第2回オンライン交流会 |
2023年1月26日(木) | 第3回オンライン交流会 | 2023年2月21日(火) | 第4回オンライン交流会 |
2023年2月25日(土) | イベント準備交流会 | 2023年3月7日(火) | イベント準備交流会 |
2023年3月16日(木) | 第7回オンライン交流会 | 2023年3月21日(火) | 第8回オンライン交流会 |
2023年3月22日(水) | 第9回オンライン交流会 | 2023年3月23日(木) | イベント「山との出会い」 |
・自己紹介 ・アイスブレイク(ジェスチャーゲーム)
初めは上手くルールが伝わらず苦戦しましたが、和やかな雰囲気でゲームを行うことができました。
済南ふれあいの場の皆さんに、日常生活で使うことができる簡単な中国語を教えてもらいました。
中国では挨拶として、出会った人に「吃了吗?(ご飯食べた?)」と聞くよ!
その後、WeChatなどで習った表現を積極的に使用しました。
日本側は実際にキャンパスを案内し、中国側はスライドを使用してお互いの大学を紹介しました。
中国の大学はとても大きくてびっくりしました!いつか行ってみたいです。
イベントのテーマやクイズの内容など、イベントに向けての細かなことを決めました。
済南ふれあいの場の学生が素敵なイラストを描いてくれました!
イベントの準備に加えて、お互いの国のお祝いの日(桃の節句や国際女性デー)について話し合いました。
済南ふれあいの場がある山東師範大学では国際女性デーを「女神の日」と呼び、祝っています。
この日は女性が無料で学食を食べることができます!
事前に中国チームにどのような日本語が知りたいかアンケートをとり、その内容に基づいて日本語交流を行いました。
大学の用語、お礼の返事、相槌、敬語の使い方、流行語、省略語、語呂合わせについて話しました。
各自の地元の方言について話し合いました。
中国は同じ省の中でも方言があり、面白かった。また、日本チームが発表した「知らんけど」という方言は中国にも同じような言い回しがあると知り驚いた。
日本チームは中国のお菓子を、済南ふれあいの場チームは日本のお菓子を食べながら激励会を行った。お互いの国の食事について紹介し合った。
日本にはないお菓子が多く、体験できてよかった。中国のお菓子は日本のお菓子と味がかなり違った。
イベントでは富士山と泰山を紹介したり、日本と中国の世界遺産についてのクイズを行ったりしました。
富士山紹介動画を通して、日本側も知らなかった富士山の新たな面に気付くことができました。
クイズに正解した中国の学生には、日本のお菓子を景品として渡しました。ほとんどの学生がクイズに正解していました。
泰山の四季によって移り行く風景や、歴史などを知ることができました。
イベントの最後に交流会を行いました。
イベントの参加者も積極的に発言を行い、日本と中国の文化の違いなどを話しました。
済南ふれあいの場でイベントでの集合写真
- 交流を通して、異なる文化に触れることができたから。
- 中国語をたくさん聞くことができたり、泰山について知ることができたから。
- 中国と日本の文化を理解したり、日本の生徒と交流したりすることができました。
- 日本文化にさらに興味を持ちました。
- 7000段も階段があることに驚いたから。美しい景色を見てみたいと思ったから。
- 泰山に訪れる人が多いと知り、日本でいう富士山のように身近な存在であると感じた。
- 中国に行った際にはぜひ訪れたい。
- 以前知らなかった知識を勉強することができて、非常に興味を持つようになりました。
- 手刷りの版画がとても面白かったので興味を持ちました。
- 中国の食文化
- 中国で有名なスポーツ
- 泰山以外の山について
- 中国の歴史的な建物
- 中国の世界遺産
- 祝日や行事について など
- 日本のお菓子文化
- 日本の人々の社会生活
- 日本の大学生の一日の生活
- 日本の茶道
- 日本の仏教の文化
- 歌舞伎文化
- 断捨離
- 日本の交通ルール など
リーダーとしてこの事業に参加し、時に大変なこともありましたが、周りのメンバーや済南ふれあいの場の学生と協力して日中の交流を深めるイベントを実施することができて良かったです。最後の交流会の際に、私たち天天との交流を行ったことで日本語が上達したと言って下さった済南ふれあいの場の学生がいました。この言葉を聞いて私はとても嬉しく感じると同時に、今回の事業に参加して心から良かったと思いました。実際に交流を行うことで、言語交流を行えるだけではなく、日中の互いの文化や生活をより知ることができたと思います。また、機会があったら中国に訪れて、済南ふれあいの場の学生に会いにいきたいです。
最後に、私たちの事業に協力してくださった国際交流基金の担当の方、アドバイザーの先生、そしてイベントに参加してくださった方全員に感謝したいと思います。これからも、今回の事業で学んだことを活かして大学生活を送っていきたいです。
初めは文化の違う方々と仲良くなれるか不安でしたが、一緒にイベントを企画・開催できたこおで互いに理解し合うことができる、良い仲間になることができました。今回は直接会うことができませんでしたが、いつか済南ふれあいの場の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
済南ふれあいの場のみなさん、本学部の学生と新たな交流を築いてくださり心より御礼申し上げます。お互い会ったことも無いなかでの、イベントに向けての準備は、日程の調整をはじめ、企画運営など大変なことも多かったことと思います。両国の行き来がしやすくなってきましたので、ぜひ今度は対面でイベントを開催し、友好を更に深められることを心より願っております。
国際交流基金の皆様、貴重な機会を賜りましてありがとうございました。
山本哲子先生
そればかりか、日本側の皆さんの交流の中で、私は自分の日本語のレベルがいつの間にか少々上手になるような気がして、ほんとに助かったと思っています!また、私たちはWeChatでのんびりとおしゃべりをして、自分の生活の内容を分かち合うというコミュニケーション方法は、私にとって、とてもリラックスして、自分の生活を思い切りと見せることができます。
私たちの今回の交流活動はある意味で中日文化理解と衝突でもあり、これは私たちの文化的偏見の解消にもある役割を果たしています。光陰矢のごとしだけど、とても名残惜しいですが、さよならを言う時が来ました。未来にチャンスがあれば、また日本側の皆さんと中日両国の文化と生活を交流することができることをお願っています!
交流会で印象的だったのは、流行語や方言に関する内容の交流でした。とても面白いです。日本の生活に身近な文化を了解しました。ありがとうございました。
この交流会を通して、多くの知識を学び、日本語の勉強にもよく役立ちました。日本側の友人たちに交流会を通じて、中国文化を知ってもらえて光栄です。機会があれば、私たちは中日文化の交流を続けていきたいです。本当にありがとうございました。
皆さんとの交流は日本語専攻の私にとって、掛け替えのない経験になりました。本物の日本語と日本人の日常生活に関わる知識をいろいろ教えてくれて、ありがとうございました。今後もこのような交流会に参加したいと思います。