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JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る
関西万物博覧会
スケジュール

私たち「関西時代」チーム(大阪大学、京都大学、近畿大学:計6名)は、2019年3月19日~25日に浙江省杭州市に行きました。そして、浙江工商大学の学生と共に、日本・関西のあらゆる文化を紹介するイベント「関西万物博覧会」を開催しました。イベントはソーラン節の披露で開幕し、その後、4つの常設ブース:料理ブース、芸術工芸ブース、スポーツブース、休憩ブースを設けました。各ブースでは、手作りたこ焼きや宇治茶を提供したり、弓道体験や浴衣の着用体験をしてもらうなど、来場客が日本・関西文化を五感で楽しめるよう工夫しました。そして、最後には盆踊りをして博覧会を締めました。当日は大学生や高校生など600名近くの人が来場し、終始大盛況でした!

関西時代とカウンターパート計19人で、ソーラン節を踊って披露しました。開会式にはとてもたくさんの人が押し寄せて緊張しましたが、準備期間に練習を重ねた甲斐あって、うまく踊れました!来場者も踊りに合わせてコールをしてくれたのでとても盛り上がり、幸先の良いスタートを切れました!

手作りたこ焼きと焼きそばを約350食ずつ提供しました。食材や器具は、ほぼ全て現地で調達したものです。開始直後から料理を求める長蛇の列ができ、終始大人気でした!途中でタコが尽きて追加の買出しに走るハプニングもありましたが、料理を全て提供し終えた時は達成感がありました。食い倒れの街、大阪の味を感じてもらえたと確信しています。

浴衣の着付けは繰り返し練習していたので、当日も円滑に着付け出来ました。男女問わず、たくさんの人が浴衣姿での写真撮影に夢中になっていました。通行手形(五角形の木板)には好きな絵や四字熟語を書く人もいて、良いお土産になったかと思います。紙飛行機は、厚紙から部品を切り抜き、組み立ててもらいました。折り紙は定番の鶴。色塗り用の線画は鶴田がデザインしたものです。

弓道体験では通常より小さめサイズの四半弓で矢を射てもらいました。大いに盛り上がり、終了時には建物の壁に矢が当たった痕跡が数百ヶ所残りました。ストラックアウトは、野球ボール投げのコントロールを競う的当てゲームです。紙飛行機飛ばしでは、機体不具合で左右に旋回させてしまう人もいれば、飛行距離20m超を記録した人もいました。各種目で好記録を出した人には、ホワイトボードにサインをしてもらいました。

室内にBGM(日本の歌・音楽)を流しつつ、宇治茶を提供して寛いでもらいました。来場者は中国のお茶とは異なる香りと味わいを楽しんでいました。また、日本発祥のゲームであるオセロを置いたり、ネット文化を象徴するアスキーアート(AA)と顔文字の展示もしました。日本に旅行したいと思っている人たちは、大阪・京都の観光パンフレットを興味津々な様子で読んでいました。

滋賀県発祥の盆踊り、江州音頭をやりました。一部の来場者も参加してくれましたが、初めて習う動きは少し難しかったようです。最後は楽しく博覧会を締めることが出来ました。

来場者の傾向をみると、女性の割合が80%と大半を占めました。職業の点では、日本語専攻以外の大学生の割合が過半数を占めました。イベントの意義、影響は、想像以上に多くの人が認めてくれました。イベントを開催した甲斐があったなと感じます。一番人気だったブースは、終始行列が出来ていた料理ブース。浴衣の着付けとその写真撮影が大人気だった芸術工芸ブースが第二位でした。関西の知名度は80%を超えており、日本語専攻の学生以外にも広く知られていることが分かりました。

大阪大学1年 山本峰丸
最高の1週間でした!!渡航前はリニューアルしたばかりのふれあいの場の状況がよく分からず、心配もありました。しかし、浙商大の皆がよく協力してくれたおかげで、準備は順調に進めることが出来ました。当日は約600人もの来場者にイベントを楽しんでもらえて、嬉しかったです。特に、自分が力を入れて準備したスポーツブースでは、何度も弓道やストラックアウトに挑戦するリピーターが続出して、とても盛り上がりました!たくさんの素敵な出会いに感謝です!
近畿大学2年 徳永潤
大阪のたこ焼きを杭州の人に食べてもらいたい!--多くの人の助けを借りて、実現することができました。イベントは大成功でしたが、準備の段階では大変なこともありました。しかし優秀な仲間たちが常に側にいたので、とても心強かったです。準備期間に何度も飲んだ珍珠奶茶の味は忘れません。美味しかったなぁ。私にとって関西時代の味です。杭州で繋がった縁は、今後の私の人生を彩ってくれると思います。谢谢大家!
大阪大学1年 齋藤里花
初めて行く土地。初めて見る景色。初めて会う人。良い意味で衝撃でした。1週間一緒に過ごしたカウンターパートも、イベント当日に仲良くなった来場者の子も、またチーム関西時代のデキル仲間たちも、みんなみんな私にとってかけがえのない宝物。内心辛かった時も笑顔にしてくれたみんなには感謝でいっぱいです。私たちの若さは有限だけれど若き友情にはきっと、限りはありません。そしてそれに、不可能もないと企画成功を通して証明できたと思います。とても幸せな時間でした!
京都大学3年 天野そよか
私が担当した休憩ブースでは、中国の学生とたくさん交流できて本当に刺激的でした!特に中国で流行っている日本人を教えてもらえたことで、中国から見た日本を知れて嬉しかったです。また、開会式でのソーラン節もいい思い出です。チームが一丸となった時の気迫は、今でも鮮明に覚えています。みんな、ありがとう!お疲れ様でした!!


近畿大学2年 小谷健太朗
文化紹介のイベントを通じて多くの人と交流ができ、とても充実した一週間でした。中国に行くのは初めてでしたが、中国文化を体感することもできました。また私にとって外国人と交流する企画は、日本の文化を見つめ直す良い機会にもなりました。予定通り出来たことも出来なかったこともありますが、成功させようと試行錯誤した分学んだことはとても多かったです。今回の貴重な体験を生かして、今後も経験を幅広く積み重ねていこうと思います。
大阪大学1年 鶴田葵
イベント当日は、浴衣着付けを主に担当していましたが、浴衣の認知度の高さにはとても驚かされました。マイ浴衣を持っている来場者もいて、浴衣が中国でも人気があったことが嬉しかったです。開会式で披露したソーラン節は、小学校以来だったのですが、踊りの動きの意味を知ってニシン漁従事者の心情に近づけたのではないかと思います。今回、中国を訪れたのは初めてでしたが、もう一度「中国」に会いに行きます。
浙江工商大学3年 王晨玥
元気な日本の大学生たちと知り合えて本当に嬉しかったです。1週間付き合った時間は3月の最高の思い出になりました。最初の出迎えから最後の見送りまで、名残惜しくて流した涙が日中間の友情の一番の証しです。今回の交流活動では、関西の風情を体験しただけでなく、日中の活動方式の違いも感じました。活動に参加した学生たちに感謝し、日中両国が友好関係を維持できることを望んでいます。皆さんとの再会を楽しみにしています!
浙江工商大学3年 顔莉瑩
イベントに参加して貴重な体験ができて本当によかったです。関西文化を体験したり、関西弁を学んだりしていろいろ勉強になりました。また、短い期間でしたが、お互いに支え合える大切な友人が出来たことが何よりもの収穫です。ありがとうございました。


浙江工商大学3年 華湘妮
みんなのおかげでイベントは大成功しました。1週間の間、日本人学生と交流したり、食事したりして、本当にいい思い出となりました。みんなと出会って、お互いイメージも大きく変わったでしょう。私はこのイベントに参加できてよかったと思います。もし機会があったら、また一緒に遊ぼう。


浙江工商大学3年 王雨浩
この1週間日本から来た関西の皆さんと一緒に過ごしました。すごく楽しかったです。日本のことをいっぱい教えてくれて本当にありがとうございます。煎茶と焼きそばはとてもうまいです!今後機会があれば是非また中国に来てくださいね!


浙江工商大学2年 沈露怡
関西博覧会のイベントに参加し、皆さんと知り合えて、とても楽しかったです。料理ブースのボランティアとして、潤ちゃんと健ちゃんは私たちにたこ焼きと焼きそばの作り方を教えてくれました。嬉しかったのは、イベントに来た学生たちが「おいしい」と言ってくれたことです。また、みんなで烏鎮の見学に行きました。私は毎年そこに遊びに行きますが、みんなと遊ぶのが一番楽しかったです。皆さん、これからも杭州に遊びに来てくださいね。
浙江工商大学2年 陳俊全
関西から来た友達と一緒に関西文化を中国で広められて本当に良かったと思います。ボランティア活動をしながら、元から興味を持っていた関西文化ももっと知れたし、他の学生たちにも興味を持つようにしてあげられるなんて、嬉しい限りでした。今後も、日中友好関係のためにもっと力を尽くそうと思います。


余杭文昌中学3年 汪成
1週間の間、日本の友達と一緒にイベントの準備と宣伝をして、一緒に食事をしました。とても楽しかったです。今回の活動を通じて、大阪の文化、特に浴衣の着方についていろいろ勉強しました。難しかったですが、面白かったです。今回の活動で、私は日本語の勉強において会話不足の問題を感じました。引き続き努力して日本語の会話力を高められるよう頑張ります。
浙江工商大学3年 張楽瑩
この1週間、皆とても大変でしたが、楽しかったです。その過程で、私たちは日本の大学生と深い友情を築いただけでなく、他学部の学生に日本と東方言語学院をより深く理解してもらえるようになりました。本当に皆さんに感謝しております。また次回お会いできるのを楽しみにしています。


浙江工商大学3年 李舒迪
1週間がこんなに短いと思ったのは初めてでした。カウンターパートとして日本側の大学生と一緒にイベントに向けて準備するのは大変だったけど、楽しかったです。ソーラン節も学びました^ ^ 私が担当したのはスポーツブースで、最初はかなり心配したんですが、思った以上に人気が集まってて本当に嬉しかったです。もし機会があればまた参加させていただきたいです。
浙江工商大学3年 毛鋼
充実感半端ない1週間でした。今回のイベントは関西の文化を紹介するということで、京都で留学したことのある私にとって、実に懐かしくて親しく感じられました。日本側の皆さんと仲良くなり、友達までできるのは自分にとって一番有難いことでした。異文化コミュニケーションは本当に楽しかったです。今、一週間の出来事を振り返ってみると、まるで遠くから美しい夢を眺めるような気分になります。そんな素晴らしい思い出を作らせていただいて、本当にありがとうございました。
浙江工商大学2年 陸春蘭
1週間、日本の友達と楽しく過ごしました。歓迎会からイベントまで、ほぼ毎日一緒にいました。みんな真剣に準備しました。また、中国側も日本側も、いい友達がたくさんできました。その後烏鎮に行って、一緒に遊びました。見送る時は本当に名残惜しかったです。機会があったらまた会いたいです。これは私の人生の思い出です。

浙江工商大学2年 王健
みんな一緒に、忙しくかつ充実した1週間を過ごしました。2つの言語、中国語と日本語の交流、日本文化に対する理解を深めました。日本語をもっと勉強したいです。みんな優しいです。短かったけれど、仲良い友達ができました。この体験は、私に大きな影響を与えてくれました。とっても楽しかった、一生忘れない。


余杭文昌中学3年 応宇洋
文昌中学の学生としてこの活動に参加することが出来て、本当に運がいいと感じました。この活動に参加して初めて、いろいろな日本の知識を学び、日本の伝統や歴史を知ることができました。日本の文化は深く知るほど好きになります。私は日本の文化をもっと知るために日本語の勉強をまた頑張ります。

浙江工商大学日本語学科2年生のクラスと、余杭文昌中学(日本の高校に該当)で出張授業をしました。大学では、まず関西弁クイズをやりました。「なおす」「さら」「つぶれる」など標準語とは意味が異なる言葉の意味を取り上げましたが、5問全問正解した人もいました。日本語会話では、日本の俳優、映画などの話でとても盛り上がりました。

高校では、ソーラン節の披露をした後、早口言葉に挑戦してもらいました。「生麦、生米、生卵」「東京特許許可局局長」など、日本人でも発音しにくい早口言葉でしたが、高校生たちは一生懸命挑戦してくれました。日本語会話の時間中にアニメのことが話題になると、高校生たちはとても熱心に語ってきて、時に私たちがついていけない程でした。

このプログラムで最も重要なことはチームワークでした。当初、イベントの企画・準備段階では、様々な課題に直面しました。しかし、関西時代チームと浙商大カウンターパート全員が目標と熱意を共有しつつ、うまく役割分担できた結果、成功を収められました。私たちは今後も交流を続け、協力し合い、日中友好関係に貢献していきます!

Galleryその他の交流

イベント以外にも、浙商大の学生たちと親睦を深めました。フィールドワークでは、街の中に張り巡らされた水路を遊覧船で回り、水郷古鎮の趣を存分に味わうことが出来ました。
Gallery
1日目
杭州到着
CPと初対面
2日目
イベント準備
買い出し
3日目
日本語授業
(浙江工商大学)
イベント準備
4日目
ビラ配り
会場設営・料理試作
5日目
イベント本番
6日目
フィールドワーク
烏鎮
7日目
日本語授業
(余杭文昌中学)
日本帰国

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