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私たち琉球小姑娘は西寧という中国内陸の土地において、日本の中でも独自の文化を持つ“沖縄”紹介を中心とした「いちゃりばフェスタ」の開催を実施しました。「いちゃりばフェスタ」のテーマは「いちゃりばちょーでー(行き逢えば、兄弟)」です。この言葉は「出逢ったものはみな兄弟、家族のように仲よくしよう」という意味です。海に囲まれ一年中暖かな環境の沖縄と、海を遠い彼方とする内陸の西寧の双方は異なる点を持つとともに、日本の中でも独特の文化を持つ沖縄、各少数民族の文化が生きている西寧と考えたとき、両者はとても似ているといえるでしょう。どんなに遠くても、互いを理解しあうことできっと家族になれる、そう信じて私たちは西寧に向かいました。今回、私たちはこの思いを実現することができたと思います。
沖縄では現地でうまく運営できるように、材料の下準備や、沖縄料理の試作を重ねました。
貝殻のお守りキットを準備しているときは心が折れそうになったこともありましたが、現地のみんなの笑顔を頭に思い浮かべて頑張りました。約300袋つくりました。
沖縄料理の試作は中国人の友達(右)にも食べてもらって、本当においしいのかチェック!試作一回目は沖縄そばがおいしくありませんでした。その後は、大手の沖縄そば会社にご指導をいただくなど、改良に努めました。
いつも学校で練習していましたが、出発の2日前に気合を入れにカラオケでエイサー(沖縄の踊り)の練習をしました!
私たちの重要な活動、「いちゃりばフェスタ」と「ちゃんぷるー交流会」の垂れ幕も心をこめて作りました。ちなみにチームエプロン着用しています。「ちゃんぷるー交流会」の垂れ幕は、当日あまりの忙しさで、別の会場に置き忘れてしまい、使えなかったのですが。
4月18日(水)SKYPEを使って触れ合いの場の報告会に参加しました。バト先生との久しぶりの対面で、つい噴出してしまいました。学生のみんなともたくさんお話しできました。今後は琉球小姑娘と青海民族大学で交代にPPTを用意してお互いの国や学校生活等の紹介を通して交流を続けていきます。
西寧での5日間、振り返ってみると本当に「内容盛り沢山!」「あっという間」の5日間でした。12月にこの企画をスタートしてから、わたしたちの頭の中は常にこのイベントのことで、また、絶対に成功させなければという緊張もあり、日本での準備期間中は辛い事もしばしばありました。しかし、琉球小姑娘という小姑娘に恵まれたラッキーな私たち!6人それぞれが、忙しい中でも気にかけてくれたり、時間を作って準備に参加したりしてくれたことで、なんとか準備を整えられましたし、また、6人の個性・アイデア・得意なことが、本当にうまく合わさって、今回の企画はこのような成果をあげました。メンバーの人選が大成功だったなと思います。みんな本当にありがとう!
また、日本にいる準備段階から、しつこい私たちと連絡を取り続けて下さった西寧ふれあいの場のタシ先生、バト先生、そして同好会の毛毛、大強。イベントは、彼らの協力がなければここまで良い成果を上げられなかったと思います。本当に心からの感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました!
「いちゃりばフェスタ」は幕を閉じましたが、私たちと西寧ふれあいの場のみなさんとの交流は、これからが始まりだと思います。今回のいちゃりばフェスタをきっかけに出逢えた仲間たちと、今後も関係を保ち、お互いの文化や生活のしかた、いろいろなことについて情報交換しながら、交流を続けていきたいです。また、私たちの経験を日本でも伝え、このような活動をより多くの人に広めていくつもりです。
結びに、今回私たちにこのような機会を与えて下さった国際交流基金さま、そして、私たちを信じ、引率してくださった、国際交流基金の中川嘉剛さま、本当にありがとうございました。私たちのやりたいことをここまで実現でき、さらに、人との出会いや新たな発見で、ここまで感動の多い活動になるとは思ってもいませんでした。このような素晴らしい機会を与えて下さったことに、本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。(代表 天願真利子)
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