心連心ウェブサイトは日本と中国の若者が
未来を共に創る架け橋となります。

JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る
世界をつなぐおっきな輪

私たち島人の6名は、約1週間の間、延辺ふれあいの場に派遣され、延辺大学の学生たちと共に、日中交流イベントを行ってきました。島人のメンバーが全員沖縄出身ということもあり、沖縄の魅力を中国の方々へ伝えるべく、沖縄に特化したイベントを企画しました。全体で五つのブースを開きました。ちんすこう・さーたーあんだぎ-・ひらーやーちー等の沖縄の伝統的な食べ物が試食できる食ブース。フォトフレームに貝殻を張り付けてオリジナルの作品を作れる、フォトフレーム作りブース。貝殻に紅型を張り付けたお守りが作れる、貝殻お守り作りブース、沖縄のソウルフードであるポーク卵おにぎりを作れる、おにぎり作りブース。沖縄の伝統衣装の着付けを行う、琉装体験ブース。どのブースも大盛況で、当日は、予想を上回るほど多くの方が来場してくれました。たくさんの変更点やトラブルで頭を悩ませることもありましたが、来場者の方が楽しんでくれたので、とても達成感でいっぱいです。沖縄の文化を中国へ伝えられたことで、島人全員嬉しく思っています。

スケジュール

ポークと卵をおにぎりで挟んだ、沖縄のソウルフードである「ポーク卵おにぎり体験ブース」を設けました。手巻き寿司や三角おにぎりとは違う形のおにぎりを提供しました。全回満席となり、楽しく・美味しくお客さんに提供することができました。

食ブースでは、美味しい沖縄の食文化を体験してほしいという思いから、沖縄でポピュラーな料理である、さーたあんだぎー・ひらやーちー・ちんすこうを来場者に提供しました。イベント前はお客さんに喜んでもらえるのか、とても不安でしたが、お客さんから『おいしい!』という声や『もう一個!』という声が多く聞けてとても嬉しかったです。またどうやって作っているの?という質問を多くの方からいただいて、沖縄の料理に関心をもってもらえたのではないかと感じています。当日は、たくさんのお客さんが来たために、料理がなくなってしまうというトラブルもありましたが、CP含めボランティアの方々の協力もあり無事ブースを成功させることができました。大変な作業も、文句いわず一緒に手伝ってくれたCP・ボランティアの方々には本当に感謝しています。

琉装体験ブースでは、沖縄の伝統衣装の着付けを行いました。子供から大人まで、そして性別に関係なく誰でも楽しめるよう、様々な衣装を用意しました。おかげで、琉装の調達と、中国までの運搬でとても苦労しましたが、多くの人に着てもらえたので大満足です。琉装は、日本の着物や浴衣と着付けの方法が少し異なるため、カウンターパートやボランティアの人たちは、当初困惑していましたが、練習に練習を重ねみんな上手になっていきました。琉装体験は、予想以上に盛況で、一気に人が流れてきて収集がつかなくなる場面もありました。そんな時、見知らぬ来場者の方が着付けを一緒に手伝ってくれたり、カウンターパートの方々が声掛けをして列を作らせたりしてくれて、周りの方々にとても助けられました。次々に来場者が訪れて忙しいのにもかかわらず、みんな文句ひとつ言わず、楽しみながら手伝ってくれました。手伝ってくれたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

沖縄の伝統的な染め布の紅型を使って、貝殻お守り作りを体験するブースでは、延辺の人々により沖縄を身近に感じてもらおうと、一緒に貝がらお守りを制作し、形に残る自分だけのお守りとして持ち帰ってもらいました。小さい子から大学生や大人まで幅広い世代の来場者に参加してもらい、大盛況でした。ただ、想定していたよりも多くの来場者がいらっしゃったため、イベントの後半は貝殻やビーズが足りなくなってしまい、並んでくれていた来場者の方たちを帰すことになってしまいました。予想外の状況も想定し、もっと多めに材料を用意しておけばよかったと反省しています。また私は中国語の学習をしていなかったため来場者の方と会話ができず、質問されても答えられないなど もどかしかったのですが、カウンターパートの中国人学生の助けもあり、イベント自体はスムーズに行うことができました。

フォトフレームコーナーでは沖縄の海をイメージしたフォトフレーム作成体験をしました。
 貝殻とビーズを配りフォトフレームに自由にボンドでくっつけ、世界にひとつだけのフォトフレームを作ってもらいました。
 当初は130個のフォトフレームを用意していましたが、来場者が予想以上に多くフォトフレームも人気があったので100個追加し、計230人にフォトフレーム作成体験をしてもらうことが出来ました。
 来場者は大人から子供までいて、幅広い年代の方に作成を楽しんでもらうことが出来ました。

ほとんどの方に、非常に意味がある・比較的意味がある内容だったと感じてもらうことができ、大成功でした。

たくさんの方がイベントに参加して、日本に対する印象がもっと高まったと答えてくれました。あまり影響がない・影響がないと答えてくれた方には、もとから日本に対して悪いイメージがないという意見もいただきました。

イベント以外の交流

延辺大学ではミニ講義を行いました。日本・沖縄紹介、方言講座などクラスごとに交流を兼ねて、ちょっとしたワークを行いました。一年生未修者コースではゆるキャラ制作コンテスト、一年生既修者コースではおせちの中身を考えるゲーム、二年生既修者コースではマインドマッピング制作を行いました。どのコースの方たちもみんな日本語が上手で、日本のことをよく知っていて驚きました。
また、敦化中学・高校でも交流を行いました。交流会は沖縄紹介、方言講座、○×クイズ、福笑い、フォトフレーム作り、折り紙体験を行い、最後にみんなでカチャーシーを踊るという内容となりました。最後は、曲に合わせて沖縄の伝統的な踊りであるカチャーシーを200人規模で踊り、活気に溢れ、楽しい時間となりました。

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21日には、2人3グループに分かれてミニホームステイ・家庭料理体験をしました。私たちのグループは延辺大学生二人と皆で協力して夕飯を作りました。ご飯を食べる頃にはもう打ち解けていて、互いの文化の違いや学校や授業のことなど大学生同士だからこそできる話で盛り上がりました。とても短い時間でしたが、ホームステイを経験したことで中国の大学生の生活を少し知ることができました。

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24日には、フィールドワークとして中国・北朝鮮・ロシアの三国国境を見に琿春市に行きました。 バスで2時間ほどかかる場所でしたが観光客が多く、賑わっていました。国境に行くということは日本人からすると馴染みがなく、ましてや沖縄県民は日常生活において県境さえないので不思議な気分でした。

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琉球大学 チーム島人

リーダー
琉球大学1年
當間 佳奈

この交流事業は、私にとってとても大きなターニングポイントとなりました。初めてのイベント、初めての中国、たくさんの「はじめて」に戸惑うことも多々ありましたが、たくさんの方に助けてもらい有意義なイベントになったと思います。また延辺に行きたいと思います!!

副リーダー
琉球大学1年
又吉 莉子

イベントの応募から実施まで、長いようで短く、大変なことも多くありましたがそれ以上に得るものがありました。私たちに対して温かく、優しく接してくださったCPやボランティアの方々には感謝しかないです。このつながりを今後も大切にしていきたいと思います。

琉球大学1年
大山 巴菜

毎日が忙しくも楽しく、充実していて本当にあっという間でした。CPの皆さん、ボランティアの方々、大学の日本語学科の生徒さんなど、たくさんの方に出会え、また、イベントを皆で成功させたことは私の一生の思い出です。初の海外で、このプログラムに参加できて本当に幸せでした!この経験を活かし、私はより中国についての知識をこれからの大学生活で増やしていきたいと思います!皆さん、また会いましょう!

琉球大学1年
梅田 珠寿

不安のまま向かった中国でしたが、初めての経験にわくわくしっぱなしで楽しい1週間でした。
中国へのイメージも良いほうに変化がありました。
日本に興味を持ってくれている中国人と交流することができたことを光栄に思うと同時に、CPやメンバーのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

琉球大学1年
徳元 美穂

当初中国に行くことに対して少なからず不安はありましたが、そんな不安も一気に吹き飛ぶくらい中国は素晴らしい場所でした。ご飯がとても美味しい上に、人も優しくて、一週間が夢のように楽しかったです。準備からイベントまで、多くの方々に助けられてとても充実した日々を過ごせました。感謝の気持ちでいっぱいです。これからも中国で出会った方々と交流を続けて必ず中国を訪れて再会したいと思いました。また、延吉以外の場所も訪れて、色んな中国の姿を見れたらいいなと感じています。

琉球大学1年
又吉 志音

初めての経験ばかりで不安もありましたが、本当に素敵な一週間でした!短い期間でしたが、多くのことを学び、得ることができました。今後も私ができる日中交流活動を継続していきたいです。ありがとうございました!

カウンターパート 延辺大学

リーダー
韩馥阳

この一週間、みんなと一緒にイベントを準備して、本当に楽しかったです。可愛い人に会えて、日本についてのことをもっと理解しました。みんなのお陰で、イベントは無事大成功しました。嬉しかったです!素晴らしい沖縄を感じました。幸せです。

赵丹莹

今週、私は琉球大学の学生たちと一緒に協力して沖縄の文化を紹介する機会がありました。私たちの付き合いはとても楽しかった、仕事は忙しかったが、情熱がいっぱいでした。彼女たちとチャットでたくさん日本の文化を知リました、すべて私の視野を広げました。今回のイベントで、たくさんの収穫ができました。皆さん、ありがとうございました!もう一度会いたいですね〜

李思辰

このイベントのおかげで、もっと日本のことを知りました、島人の皆さんと友達になりました、ぜひ沖縄に遊びに行きたいです。

李采薇

交流する中で、みんなの親切や温かさに触れました。活動を通じて、私たちは中日友好の架け橋となり、互いへの理解を深め、絆を固めました。1週間本当に楽しかったです。すごく短い1週間だったけど、一生忘れない素敵な1週間でした。

孙盛梅

今回のイベントを通して、異文化にもっと興味を持てるようになりました。身近で日本人のとのコミニュケーションもできて、コミニュケーション能力と日本語の勉強にも役に立ったと思います。それから、協力の大切さも感じられました。この一週間忘れられないいい思い出になりました。

孙玉婷

今回は皆さんと一緒に活動していてとても楽しかったです。またお会いしたいと思います!

李璟

幸いにふりあいの場で今回の中日交流活動が島人の友達と一緒に参加しました。ほんとに嬉しく沖縄からの友達をとっくりに図ていました。 今度私は琉服を担任しました、先は着き方が難しいと思いましたが、実は簡単だった、着物より便利ですよ!美穂ちゃんは私たちに教えてくれました、そして、彼女が三味線もできます。エーサーダンスの時、優しい声で伝統てきな曲を歌いました。すごい女の子かな!
 活動の中には皆さんは親善だと見つけていました、努力なことを完成した。当日にはとても忙しかったです、時間が早く経ちました。でもみんなは元気を持っていました、活動がちゃんと行った。
 来年もまたあれば、もっと頑張って参加します!

赵瑞珍

このイベントは日本人の友達と一緒に食べ物を作リました。 彼女たちはとても親切に教えてくれました 。交流の中で、日本語の重要性を語ることができて、日本文化について深く理解しています。今回のイベントでは多くのことを学び、貴重で忘れがたい体験でした。

金英俊

この1週間、皆さんと一緒に活動したり、遊んだりして本当に楽しかったです。わずか1週間でしたが、一生の思い出になるぐらいの時間でした。今回のイベントは私にとって初めてのイベントでしたが、皆さんのおかげで大成功しましたし、とても有意義な時間になりました。みんなに出会えて本当に良かったです。

李东楗

日本人と一緒にイベントを開催されて嬉しいかったでした。いろいろ勉強させてとても楽しいかったです。機会があるとこんなイベントをするのがいいと思います。

私たちは沖縄と中国とのつながりや沖縄の魅力を伝えるべく、今回の交流事業に参加させていただきました。イベントでは日曜日で天候も悪い中でも、予想を上回るたくさんの方が来場してくださったことをとても嬉しく思います。一方、時間帯によって来場者が殺到したことや、「もっと大きなブースが欲しかった」、「来場者に対して材料が不十分だった」というご意見をいただきました。十分な提供ができなく満足のいく沖縄紹介をすることが出来ていなかった部分が多々ありましたが、カウンターパートやボランティアの方々の手伝いにより臨機応変に対応してイベントを終了することができたと感じています。日中友好というテーマのもと、1週間延辺大学の学生と交流をし、両国の文化の違いや考え方の共有をする中で、私たちは国境を越えた強い友情で結ばれたと思います。カウンターパートやボランティアの方々は朝から晩まで文句一つも言わずにイベントの準備を手伝ってくれ、私たちを気遣ってくれる優しさや、中国語のわからない私たちに一生懸命日本語で伝えるハングリー精神にとても感銘を受けました。メンバー全員が初めての中国渡航であり不安が大きかったものの、たくさんの方に支援を頂きながら、無事交流事業を成功することができました。渡航前はマイナスのイメージのある中国でしたが、実際に現地で見聞しながら交流する中で、メディアでは伝えきれない人情の熱さや文化の違いを認め合い共生することの大切さを学ぶことができました。イベントが終わっても私たちの日中友好は続けていくとともに、各々が互いを尊重し理解し合うということを念頭に置きながら更なる発展をしていきます。また、今年で10周年を迎える延辺ふれあいの場で更なる日中友好のご発展とご健勝をお祈り申し上げます。

Galleryその他の交流

イベントのほかにも、延辺大学の学生と様々な交流を行いました。皆で協力してご飯を作ったり、中国・北朝鮮・ロシア、三国の国境を見たり、お互いの文化に触れ、友情を深めました。
Gallery
1日目
到着
2日目
延辺大学日本語授業
敦化中・高交流会
3日目
イベント準備
4日目
イベント準備
10周年式典参加
ミニホームステイ
5日目
イベント準備
6日目
イベント本番
7日目
フィールドワーク
8日目
帰国

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