イベントレポート
貴陽ふれあいの場:「日本文化の【虚と実】―その存在と影響について」学術講座
2022年5月13日(金)
2022年5月13日、午後14:30から16:30まで、貴陽ふれあいの場で「貴州大学外国語学院2022年度日本学シリーズ講座」第一回目を騰訊会議を使用しオンラインとオフラインで行った。今回の講座は中国教育国際交流協会元副秘書長である林佐平博士を迎え、「日本文化の【虚と実】―その存在と影響について」と題した学術講座を開催した。司会は外国語学院副院長の王暁梅教授が務め、日本語学部の計160名あまりの教師と学生が参加した。
林佐平博士はまず有名な人類学者タイラー、マリノフスキー、費孝通らの文化についての定義を紹介した。この上で、文化の虚と実、日本文化の虚と実の二つの側面から深く分析した。そして、小説、外交、経済、映画、服装、建築、外交、軍事や映画などの視点から例を挙げ、文化の「虚と実」の内包をわかりやすく説明した。文化の虚と実は、対立して統一された矛盾体であり、魅力的な話題と研究価値のある課題でもあり、同時に日本文化を効果的に観察する方法でもある。今回の講座では、教師と学生の皆にとって非常に有益で、中国文化と日本文化を見る視点を広げ、また日本文化に対する理解を深めた。
林佐平博士は講座を通して参加者達と活発なコミュニケーションと交流を行い、質問にも丁寧に答えた。最後に、参加者達からの熱烈な拍手の中で講座は幕を閉じた。