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JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る

Voice ~参加者の声~ 山本悠さん

日中交流を経て

名前
山本 悠 (やまもと はるか)  さん

プロフィール
学校名:福岡西陵高等学校
学科/専攻/コース名:普通
学年:高校2年

福岡西陵高校の山本 悠(はるか)と申します。今回、国際交流基金の「日中高校生対話協働プログラム」に参加させて頂きました。
私たちの福岡西陵高校は福岡市立の進学校で、このプログラムに26名のグループで参加し、中国石家荘外国語学校の日本語を勉強している生徒さんたちと5回にわたり交流を行い、日本側の講師の先生のご指導のもと、SDGに基づいたトピックについて日中の高校生でお互いにオンラインで楽しく話し合いながら交流を行いました。

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オンライン交流の様子

私は、国際交流というもの自体が初めてで日中交流が始まる前は不安が大きかったです。しかし交流が始まり中国の学生の皆さんや先生方の暖かさや、優しさに触れて、とても楽しみな気持ちに変わりました。自己紹介の際に緊張して上手く話せなかったことがあったけれど、中国の学生の皆さんが笑顔で交流してくれて、たくさん反応をくれたことで場が和みました。異文化な国の人同士ではあるけど、日中交流という機会で出会えた”縁”を大切にしようと改めて思います。

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総合探究プログラム

交流は、指導してくださる先生のもとで大まかなトピックを使って行われましたが、毎度1時間しかない中でとても深い意見交換ができました。それぞれの意見交換の内容について発表する機会がなかったため、特に印象に残ったトピックについて少し感想の中で述べたいと思います。

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オンライン交流の様子

はじめに、トピック①の気候変動で、2030年の社会の環境・エネルギーがどうなっているのかを気候変動について学んだ上で話し合いました。環境維持のための解決策として、エコバッグを利用してプラスチックゴミを減らすことや、車の使用量を減らすことなどの意見が多く出ていましたが、中国の学生の方がPowerPointを使って「水素エネルギーを活用する」ことについて説明してくれました。

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各回テーマとスケジュール

そこで私は、すぐ近くにある大学の九州大学という学校では水素エネルギーを使った未来への開発をしていることについて話をして、意見交換をすることができました。中国の学生の皆さんと私たちの考えは、ほとんど違いがなく同じことに問題を感じていて、その問題の原因も似ているのかなと感じました。

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オンライン交流の様子

次に、トピック③のテクノロジーについて具体的には、ドラえもんの秘密道具を使ってどのように社会に活用するのか、秘密道具を使ってどんな問題を解決できるかについて意見交換をしました。中国の学生の中にはドラえもんを知らない人も居ましたが、ドラえもんについて教えることから会話が増えてとても活発的な時間だったと思います。また、ドラえもんを知っている学生の皆さんは、タケコプターやどこでもドアを使って車の使用を避け、CO2の排出量の削減をするという考えが多かったです。私たちからは、ビッグライトを使って少ない資源や材料で石油や石炭などの有限なものを大切に使うことができるという話をしました。"もしも話"は、会話の幅が広がるので他のトピックよりも話し合いやすい話題だったため、とても印象に残っています。

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オンライン交流の様子

最後の交流で、トピック④の文化と芸術について、中国と日本の文化の違いを北京オリンピックを題材に紹介し合いました。日本の「お年玉」の文化は中国にもあり、中国では赤色の袋に入れて渡す文化があるそうです。私たちはポチ袋という一人一人大きさや、柄が違うものに入れて親戚に渡す文化であることを実際もらったポチ袋を見せながら紹介しました。

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ディスカッションテーマ

日中交流を通して、個人的に仲良くなった方もいて連絡を取り合っています。コロナが落ち着いたら是非福岡に行きたいと話してくれています。また、北京オリンピックについて最後の交流よりも前に話していたのでとてもタイムリーだったね。と終わった後に話していました。私たちが中国語を話すことができないので、中国の学生の皆さんは、話しにくかっただろうし、わかりにくかっただろうけど、とても話を聞いてくれて多くのことを話し合えたと思います。また、中国の学生の皆さんは知識が豊富だから、私たちが知らない分野からもSDGsについて考えていて、いろいろな角度から問題を解決しようと考えることができました。

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オンライン交流の様子

いつか私にまた、このような異文化交流の機会があったときは自分から相手の文化について調べて挨拶や、リアクションだけでも相手の国の言葉で交わしてみたいなと思いました。不安から始まった交流でしたが、たくさんの方々に携わっていただいて、とても貴重な機会でした。もっと多く交流をしていたかったなととても思います。今回、お互いに交流をして出し合った意見は、将来自分たちが生きていく、次世代の子供たちが生きていく世界に向けてさまざま方法で活用したいと思います。

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ディスカッションの様子

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