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JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る
和みの場

杭州ふれあいの場大学生交流事業 つくばーず ✕ 浙江工商大学 2015.04.07〜04.13

私たち「つくばーず(筑波大学3年生5人)は、2015年4月7日~13日の7日間、中国浙江省杭州市へ渡航し、浙江工商大学の大学生・大学院生他とともに、日中交流イベント「和みの場」を開催しました。このイベントは、日本食(白玉ぜんざい・味噌汁・手巻き寿司)と日本の遊び(紙飛行機・凧揚げ・竹とんぼ)、また将来このイベントを思い出してもらうための「未来への手紙(1年後来場者へ郵送)」の紹介・体験を通じて、日本文化への興味・関心を育むと同時に、来場者に和んでもらうことを目的に企画しました。

杭州に滞在した7日間の様子

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食

1500玉用意した白玉がすべてなくなり、約300人のお客さんに食べてもらうことが出来ました。甘くておいしいぜんざいはとても好評でした。またイベントのトップバッターの企画として、スムーズに提供できたことも嬉しく思います。

300枚用意していた海苔がすべてなくなりました。来場者からは「このネタは何ですか?」と質問されることもあり、「和みの場」らしい交流もありました。生ものが苦手だと聞き、ネタとしてタマゴや野菜、肉類を用意しましたが、とても好評だったようです。

目標人数を200人にしていましたが、当日は250人ほどのお客さんが来ました。3つの食企画で最も遅くに始めたのにもかかわらず、最も早くに完売してしまう盛況ぶりでした。中国では「味噌を使った料理は食べない」と聞いていましたが、日本の味を知ってもらうことが出来ました。今回のイベントでは、つくばーずメンバーのこだわりで、田舎味噌を使うことにしました。試食会の時から味が好評で、「中国人はあまり味噌汁を好まないのになあ」と驚きの声(浙江工商大学日本人教師)もありました。うまく中国人の口に合った味付けとなったのではないでしょうか。

食

紙飛行機ブースは、午後の企画が始まってすぐにお客さんが集まり始め、最終的に80人が紙飛行機を作りました。つくばーずとしては「良く飛ぶ飛行機を作りたい」との希望があったものの、残念ながら驚くほど飛ぶ飛行機とすることが出来ず、心残りです。しかし、紙飛行機のブースには子供から大人まで多くのお客さんが訪れ、たくさんの笑顔を見ることができました。競技大会にも多くの子供たちが参加し、「和みの場」らしい雰囲気作りをすることが出来ました。

竹とんぼは竹を小刀で削るところから体験してもらいました。100人の想定に対して70人の参加に留まりましたが、体験したお客さんはみんな夢中で竹とんぼを作っていました。出来上がった竹とんぼにかわいくペイントしたり、良く飛ぶように削り方を工夫したりと、“こだわり”の姿を多く見かけました。

凧揚げのブースでは、事前につくばーずとカウンターパートが和紙と竹で作った六角凧に、デザイン(ペイント)と最後の糸を通す作業を体験してもらいました。「おいしい」等知っている日本語を書いた個性的なデザインやクオリティの高いデザインの凧がたくさん出来ました。凧の組み立てにはコツがあり、空高く飛ばすことが出来た人には歓声が上がりました。

未来への手紙は、来場者に「1年後の自分」への手紙を書いてもらい、1年後に日本から送るという企画です。日本の人ほど手紙を書かないという中国の人たちにも手紙を体験してもらうと共に、時間が経ってもこのイベントのことを思い出してもらい、和みの場で生まれた繋がりを大切にしてもらいたいとの願いが込められています。

計画時は500人の想定でしたが、当日は熱心にじっくりと書いてくれる人が多かったこともあり常にブースは満席。集まった手紙の数は最終的に157枚でした。イベント全体の来場者(800人)のうち2割の人に書いてもらえたことになります。手紙の内容は、1年後の自分を応援するものやイベントの感想など様々でした。この手紙は1年後の2016年春に、1枚ずつ日本の郵便消印が付いた状態で来場者のもとに届く予定です。

来場者の声

来場者の声

2種類のアンケート用紙を使ったため、全ての回答者から聞くことは出来ていませんが、この設問に回答した人は100%が「とても有意義」または「まあ有意義」を選んでいます。また回答者の7割以上が日本の印象を「良くなった」と回答しています。一方、「変わらない」と回答した人の自由記述欄には「元々日本が大好き」などのコメントも見受けられました。

つくばーず(筑波大学)

大学 HP にて本事業の広告を目にしたときから、すでに 7 ヶ月が経ちました。応募、選考、企画、準備、渡航とこれまで様々なことがありましたが、無事にイベントを終えた今は名残惜しささえ感じています。本当に充実した時間でした。留学生などの中国人の友達はいるものの中国は初めてで、これでもかと言う程世話を焼いてくれるカウンターパートとの出会いは、中国へのイメージを一変させました。同時に、対外関係が目まぐるしく変化している今日、大学生が国際交流をすることの重要性を深く感じています。夜遅くまでの準備に何度も耐え忍んだつくばーずメンバ ー、質問攻めに屈することなく答えてくれた鄒さん、臨機応変な対応でイベントを支えたカウンターパートの皆さん、上海F活の皆さん、最後まで見守ってくださった和泉さん、当日来場されたお客さん、このイベントに関わったすべての人に感謝しています。本当に、ありがとうございました。

つくばーずリーダー 岩田 健太郎

この事業を通して僕は様々なものを得ることができました。何より、生涯の思い出、友人を得ることができたのが大きかったです。

畠山 夏樹

参加者が笑顔で参加してくれて成功であったように思う。カウンターパートの皆さんが日本に来たときは、お世話になった分日本で恩返しができればいいなと思っている。

竹林 尚輝

中国という遠く離れた異国の地に友人と呼べる人たちができたことは願ってもないことであり、彼らとの出会いが僕の凝り固まった偏見を取り払ってくれた。

佐藤 達裕

『私達は友人ではなく、親友だ』とまで言ってくれる人もいて、私もそう思うぐらい、彼らとは仲を深めて帰ってきました。

澤山 凌介

浙江工商大学カウンターパート

今回のイベントは、去年の 12 月から続々と準備が始まりました。私たちは、つくばーずの皆さんと様々な手段で連絡し合い、距離という壁を突破し、協力してイベントの計画と準備に取り組みました。私の場合、最大のチャレンジは日本語だったかも知れません。一年以上日本語を勉強していても、ネットで交流する時はいつも返事が遅かったので、今考えると申し訳なく思います。準備を続けていく中、調理が大きな問題となってきました。イベント会場で食材を生から調理して提供することが一番理想的ですが、様々な事情により、食品学院の実験室を借りて、そこで調理したものを提供することになりました。このように困難と立ち向かう中、私たちは徐々につくばーずの皆さんと親しくなり、親友になったと思いました。イベントの当日は、様々な突発的なトラブルが発生しましたが、つくばーずの皆さんの入念な準備のおかげで、順調に進み、最後は無事に終えることが出来ました。書きたいことはたくさんありますが、最も強く思うことは、このイベントに参加して良かったと言うことです。今後もこのようなイベントに参加したいと思っています!今回のイベントを通じて、日中の若者はお互いをより理解することが出来ました。このような有意義な活動が続いていくことを願っています!

浙江工商大学 TEAM リーダー 鄒 逸馨

とにかく楽しかった!たくさん友達ができて、そして自分の努力で人を感動させた体験って最高。永遠の思い出になる!

謝 鵬

今回の活動でみんな成長した。一週間だけですが、筑波大学の皆さんとの付き合いの時間が一生忘れない思い出になります。ありがとうございました!

黄 梦迪

たくさんの絆があるからこそ、両国の人民はお互いに沈黙しても、お互いに理解できる。ふれあいの場から、我々の青年から、両国はきっと仲良い仲間になれると私は信じている。

崔 奇強

みんなと過ごした一週間は本当に楽しかったです。力を合わせ、活動を成功したことで、ハートとハートが繋がった。

兪 紅珍

とても短い五日でした、もっと長い時間と皆さんと一緒に遊びたい。皆さんと会うのは本とに楽しかった。

施 銀超

和みの場はとてもとてもいい活動である。その活動は私全然経験しなかったことである。あの一週間で日本の友達と一緒に頑張って、その活動を行って楽しかったです。

柳 沛佐

皆さんと一緒に過ぎた一週間を「楽しかった、嬉しかった、一生にも忘れられない」という言語で表すしかない。

邱 佳莉

皆さんと一緒に交流したり、色々な問題について相談したり、一緒に西湖を観光したりなど、私の心に一生忘れられない記憶を残した。

黄 碧波

とても短い五日でした、もっと長い時間と皆さんと一緒に遊びたい。皆さんと会うのはほんとに楽しかった。

王 傑

イベントの様子を見る

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