イベントレポート
[レポート]重慶ふれあいの場:ショートショート講座
2021年10月31日(土)
2021年10月31日土曜日、集賢楼の415教室で「日本語で創作を楽しもう、ショートショートの書き方講座」が行われました。これは国際交流基金との共催で開催した活動です。日本語学科の二年生、三年生と大学院生が参加し、参加人数は計31人でした。ショートショート作家の田丸雅智先生からショートショートの書き方を学ぶという講座です。
講座はZoomを使ったオンライン形式で行われて、広州のふれあいの場のみなさんも一緒に講座に参加しました。
学生たちは田丸雅智先生のご指導のもとで、日本語で創作し始めました。まず始めに、名詞をいくつか思い浮かべます。そして、思い浮かんだ名詞を組み合わせて不思議な言葉を作り出しました。最後に学生たちはこの不思議な言葉についてのショートショート小説を書き上げました。講座が終わった後、三年生の袁さんと二年生の鄧さんが書いた小説を発表してくれました。とても面白い小説でした。
今回の講座はみんなとても楽しく受講しました。グループ発表で他の学生が書いたさまざまな小説を読むことができ、自分で小説の創作もできて、自信をつけることができました。ショートショート小説を書くコンテストも行われ、講座を受けた学生たちはみんな参加しました。
以下は優秀作品です。
子鳥が生まれる虹
冉红莉
このぼろぼろの小屋には病気がある女の子とお母さんが住んでいて、大変な生活をしていた。女の子は病気で寝ているだけで、外に行こうにも行かない。ある日、きれいな虹が女の子の前に現れた。そして、虹は色の違う子鳥を生み、小鳥たちが違った鳴き声を出して、合わせてとても美しい。やっと、彼女は楽しい笑顔を見せて、心身の苦しみがもう感じられない。そこで、女の子と小鳥たちは一緒にこの小屋を出て、桃の木をたくさん植えたところに遊びに行った。
どれぐらい経った分からないが、女の子は目が覚めた。そばに座っていたお母さんは「おかえり」と微笑んで言った。女の子は分かりました。福祉施設が女の子の病気を治療するのを助けて、手術中に医者が「虹」という麻酔薬を注射した。麻酔の時、「虹」は彼女の一番欲しいものを持ってきまた。彼女一番ほしいのは子鳥のように飛び回る自由以外の何ものでもない。だからこそ、彼女は苦しい手術の時間を楽しく過ごした。最後に「ただいま」と彼女は幸せ声でこたえた。
見えない大地
姚雨彤
いつでも、どこにいても、私は飛行機に乗っていないけど、見えない大地で、見えない土を踏んで歩いている時、空を飛んでいるみたい。私は自由の鳥だ。
時々不安な感じをしている、心から「私は何か高いところから落ちそう!落ちそう!」と叫びたくなるかもしれない。それでも大丈夫だ!人間はいつも空に憧れている、私は地上で、空を飛ぶ夢を叶えられる、見えない大地のおかげだよね!
そう思って、私は自分が本物の崖っぷちについたことに、気づかなかった。