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イベントレポート

済南ふれあいの場:大学生交流事業イベント「山との出会い」

2023年323日(木)

 2023年323日午後5時半、済南ふれあいの場と国際交流基金との共催で、「山との出会い」をテーマとした大学生交流事業イベントを文淵楼A437室で開催した。日本語学部の大学生であり、済南ふれあいの場の学生ボランティアのリーダー丁旭さんが司会を務め、日本の順天堂大学「天天」チームの学生、日本語学部の外国人教師の石田曜博士、学部生と大学院生がイベントに参加した。

 去年の12月から今年の3月にかけて、当校の学部生たちが「中日の年中行事及びそれに関連する祝日と祭り」、「中国語の授業」、「方言」などのテーマをめぐって日本の大学生たちと交流を行った。今回の交流会イベントは大学生交流事業の一環として、「山との出会い」をテーマに交流を繰り広げられ、中国の学生たちと日本の学生たちがお互いに発表と紹介をした。交流会の初めに、「天天」の牧さんがまず発表を行った。彼女はチームメンバーと一緒に動画で日本の富士山について、歴史や芸術といった内容を皆に紹介をした。その中で江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎、歌川広重によって描かれた富士山に関する作品を紹介し、版画の作成プロセスなどを皆に説明した。

 続いて、山東師範大学の学生たちが発表を行った。隋偉東さんが所属しているグループでは、彼らは泰山にある美しい観光地―桃花峪を皆に紹介した。その名の通り、桃花峪では開花時期に桃花が満開となり、その景色はかなり美しい。隋偉東さんとメンバーたちは桃花峪の名前の歴史的由来を述べた。丁旭さんは泰山石敢当の由来、民俗に関する意味、そして今人気の石敢当記念品を紹介した。丁夢斐さんは黄河流域の古代文明の発祥地であり、政権の象徴であり、文化の宝庫である泰山の歴史と文化を紹介し、孔子の「邱陵歌」、杜甫の「望岳」など、泰山を賛嘆する詩も多いと説明した。雷心然さんは泰山の観光地である日観峰、玉皇頂、迎客松などを紹介し、その中で日観峰は日の出を見るのに最適な場所であると日本の学生たちに伝えた。葛香屹さんは泰山が五岳の中で唯一人民元に登場した名山であり、泰山はすでに中国の重要な観光地となり、泰山の自然景観と文化遺産は世界中から観光客を引きつけていると紹介した。向舒琴さんは泰山の石刻芸術を紹介し、「風月無辺」という石刻を重点的に紹介した。

 双方の発表が終わった後、質問コーナーに移った。お互い質問をし合い、中国には世界遺産がいくつあるのか、日本の富士山の高さはどれくらいなのかなど、それぞれ発表したテーマについて質問をした。質問を通じて、泰山と富士山に関する多くの知識を学んだ。

 最後のフリートークでは、今回の交流会の内容について積極的に交流した。今回のイベントを通じて、学生たちは泰山と日本の富士山に関する知識をより多く理解し、見識を深め、また日本語の語学力を鍛えて、大きく向上することができた。

翻訳者:丁振尭

 

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