心連心ウェブサイトは日本と中国の若者が
未来を共に創る架け橋となります。

JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る
日本高校生短期訪中事業(西安・北京)
第八弾 日本高校生短期訪中事業 西安・北京 20183.16〜3.23
本事業は、国際交流に関心をもつ日本の高校生を中国に派遣し、中国の若者たちとの交流や一般家庭でのホームステイ等を通じて、中国に対する理解を深めてもらう事を目的としています。今年度の参加者は、日中交流センターの実施する「心連心:中国高校生長期招へい事業」で招へいしている中国人高校生を受入れてくださっている高校、及びかめのり財団の実施する事業への参加実績がある高校から、13名が選抜されました。2018年3月16日から23日の8日間、西安の高校や大学の訪問、中国人の家庭へのホームステイ、西安と北京の歴史旧跡の見学を行い、日本国内の報道や一般的な旅行だけでは知ることのできない“生”の中国を、自身の目で見て、感じてもらいました。
心連心:中国高校生長期招へい事業とは?
中国の高校で日本語を学ぶ中国人学生を日本に招へいし、約1年間日本各地の高校で学校生活を送りながら、ホームステイや寮での生活や周囲の日本人との交流を通して、実際の日本を体験してもらうプログラムです。

1日目 3/16 金曜

全国各地から東京に集合・オリエンテーション
参加者同士での自己紹介や、渡航前の意気込み・目標の発表や事前学習内容の発表等を行いました。
出発
期待と不安を胸に、いよいよ中国に向けて出発!

2日目 3/17 土曜

西安市内見学
早朝に北京から西安へ移動し、到着後に西安市内を見学しました。
日本でもおなじみの玄奘三蔵(三蔵法師)が天竺(インド)から持ち帰った経典が
保存されているという大雁塔を見た後、夜は中国名物の火鍋を堪能しました。
異文化の中での新たな自分を発見
大口明光学園中学校・高等学校 川崎 寧々
将来へと確実につながる「きっかけ」を得られたと思います。自分の進路さえ不確かなまま中国に1週間滞在して新たに得た多くの発見の中で「自分はこういうことがしたい!」と思えることが見つかりました。異文化の中へ思い切って飛び込んだことで新しい自分の一面を得られたと思います。
本当の中国
立命館宇治中学校・高等学校 平間千映子
日本にいるだけでは知ることの出来ない「本当の中国」を知ることができました。町並み、人の性格、文化、生活スタイル、、、、たくさんのことを吸収することができ、本当に実りある体験をすることができました。また、たくさんの人の温かさに触れることができ、私も日本人としてもっと日本のことを知り、外国の人に温かさを提供できる人になりたいと思いました。

3日目 3/18 日曜

中国人家庭でのホームステイ体験
今回ホームステイをさせてくれたのは西安外国語大学附属西安外国語学校の生徒さんたち。
対面式を行った後、それぞれのホストファミリーと一緒に出発し、ご家庭に滞在させていただきました。
つながるコミュニケーション
奈良市立一条高等学校 藤本 茉穂
海外に行くのは今回が初めて、しかもホームステイということでとても不安で、全然意思疎通がとれなかったらどうしよう、など色々悩んでいました。 しかし、実際にホストファミリーに会うとそんな心配はすぐに払拭されました。バディの子はとても親切で、日本のことが好きで日本語が上手でした。また、ホストファザーやホストマザーは日本語を話せませんでしたが、英語やスマートフォンの通訳アプリを使って、コミュニケーションをはかってくれたりしたので助かりました。午前は空海が恵果阿闍梨を訪ねたという青龍寺と回民街、猫カフェに連れて行ってもらいました。 青龍寺で日本から贈られたという桜を見て、こういうところで繋がっているんだなぁと嬉しく思いました。夜は、家でご飯を食べてリビングでずっと話をしていました。お互いの持っている語学学習の教材を、見せあったのが楽しかったです。 短い間でしたが、よく交流ができて楽しかったです。
あたたかい歓迎
鹿児島育英館高等学校 稲 ちひろ
今回の中国訪問事業で一番楽しかったのがホームステイです。ホームステイ先の生徒は英語を専門に学習していたのでずっと英語での会話になりました。私は英語が苦手だったので話ができるか不安でしたが、ジェスチャーで表現したり、必死に言葉を探したりして頭を常にフル活動させて頑張りました。お互いの学校のことや趣味・特技などたくさんのことを話せてとても嬉しかったです。ホームステイ先には祖父母も共に住んでいらして、家族みんな仲良く話していたのが印象的でした。姉弟喧嘩をしている姿も「ああ、こういうところも同じなんだなあ」と微笑ましい気持ちになりました。正直、私は中国人に対して少し怖い印象を抱いていましたが、暖かくて優しい家族に出迎えられ、幸せな時間を過ごせました。ホームステイ先の家族の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

4日目 3/19 月曜

西安外国語大学附属西安外国語学校訪問
書道や伝統声楽の体験のほか、日本語や英語の授業なども見学させてもらいました。
また、日本人高校生による空手の型の披露、西安と友好都市である奈良市の紹介や、
日中の生徒同士の交流会が行われました。交流会では中国人学生の司会のもと、
「日本/中国にまつわるクイズ大会」で大いに盛り上がりました。
意欲と吸収
横須賀市立横須賀総合高等学校 黒田 聖渚
学校を訪問して最も強く感じたのは、学生たちの授業・勉強への積極的な姿勢です。中国は世界で最も人口が多く、良い学校、良い企業に就くためには必然的に競争率が高くなるのは事実です。しかしそれを差し引いても、若者の勉強への熱はとても熱かったように感じます。英語の授業を見学させて頂いたとき、多くの生徒が積極的に発言をしてより多くの事を学び得ようとしていたのがとても印象的でした。私が今まで受けてきた日本の授業ではあまり見ない光景です。また、授業を受けている生徒がとても楽しそうだったのも印象的でした。授業は学びの場でありますが、生徒たちは楽しんで授業を受けていました。人は、楽しいと思いながら勉強すると覚えがよく吸収率があがります。こうした授業への取り組みの姿勢は、私たちも見習う必要があると思います。
授業のレベルの高さに圧倒
和歌山県立橋本高等学校 兼井 紀帆
英語の授業での会話がすべて英語で行われていたことや、授業の進度の速さに圧倒されました。内容も健康問題について取り扱っていて、若者が現実問題を考えるきっかけになるものでした。生徒が積極的に発言する姿や、グループワークに取り組んでいる姿は、私が普段受けている授業風景とは異なっていました。日本語の授業でも、文法をただ聞くのではなく、実践形式で学んでいてレベルがすごく高かったです。また、教室には黒板とスクリーンが併設されていたり、学校の敷地内には寮があったりと、生徒が学習できる環境がとても整っていると思いました。生徒は勉強熱心で、日本語で積極的に話しかけてくれ、わからない言葉があればすぐに調べてくれました。中国の学生が日本に興味を持ち、日本語を学んでいる姿を見て、私も中国語や中国の文化を学びたいという気持ちが増しました。将来は、中国人に日本語の面白さを伝えることや、日本人に中国語の面白さを伝えるような仕事に就きたいです。
失敗を恐れず学ぶ
長野県長野西高等学校 宮阪 友菜
学校の規模と生徒数が日本と全く違うと思いました。小学生から高校生が同じ校舎の中で生活していて、とても仲が良さそうに見えました。また、中国と日本のレベルの差をとても感じました。特に、英語の授業では生徒が皆積極的に手を挙げ、自分から進んで発表しているのを見て、私たち日本人も見習うべきだと思いました。日本人は周りの空気や雰囲気を伺ってしまったり、失敗や間違いを恐れてしまうので、なかなか自分からはいくことが出来ません。逆に、中国人は失敗したら間違いを直せばいいという考え方で、間違えることを恐れません。そして間違いをしたことでなぜそれが間違いなのかを考えます。ほかにも、皆授業をつまらないとあまり感じていないようで、逆に授業を楽しんでいるように見えました。積極的に手を挙げ間違いを恐れず、授業を楽しんで受けることが自身のレベルアップにも繋がることを学びました。
学ぶ姿勢の大切さ
市立札幌平岸高等学校 島田みのり
学校見学の日は、ホームステイをした家庭から直接学校に集合だったので、普段の中国人生徒の通学路を一緒に歩くことができ、良い経験をすることができました。授業見学では、日本語の授業と英語の授業を見学したのですが、どちらの授業風景も圧倒的に日本と異なっていました。日本語の授業ではすべて日本語で、英語の授業はすべて英語で行われていて、大学の授業を見学しているようでした。また、最も異なっていた点は中国人の生徒の積極的さです。先生が質問を出すと素早く生徒たちの答えが飛び出して、授業がスムーズに行われていました。ただ授業を聞く、ノートをとるだけではなくて、自分から積極的に授業を受けようという姿勢がやはり大切だと改めて実感しました。また、移動するときに「你好!」と挨拶をしてくれたり、「你好!」と挨拶をすると返事を返してくれたり、初めての国で「当たり前のことができる」ことは本当に素敵だなと心から感じました。
ホームステイ先の生徒への御礼夕食会
ホームステイでお世話になった生徒を招待し、夕食を食べながら更に親睦を深めました。
中国の温かいおもてなし
大阪府立三島高等学校 西川 真恵
1泊2日のホームステイの経験を通して一番感じたことは、ホストファミリーのおもてなしの温かさです。私のホストファミリーは、高校1年生の符歌ちゃんで、お父さんの2人暮らしでした。符歌ちゃんとは英語でコミュニケーションをとり、お父さんも英語があまり得意ではないと言いながら、翻訳機を使ってたくさん話しかけてくれました。符歌ちゃんと2人でショッピングを楽しみ、どういうところに行きたいか、どういうものが欲しいかなど伝えると、一緒に熱心にさがしてくれ、回民街では、たくさんの中国の料理を食べてほしいと言って、いろいろな屋台の料理を買ってくれました。お家に帰ると、お父さんがご飯を作って待っていてくれて、一緒に食事と会話を楽しみました。私は今まで5回ほどホームステイをしたことがあるのですが、今回のホームステイが一番温かく感じ、中国と中国の人のことが大好きになりました。
「我回来了!」と言える場所
神村学園高等部 菊野 夏怜
私のホストシスターは丹ちゃんという13歳の女の子で、日本語を勉強して2年目になるそうです。日本語はまだあまり得意ではないようだったので、ほとんど英語で話していました。会話中にわからないことがあると必ず調べてくれたり、道路を渡るときや段差があるときは手を添えてくれたりと、本当にお姉さんかと思うくらい頼もしい存在でした。お母さんは優しくて料理上手な人でした。荷物を持ってくれたり、私の拙い中国語もにこにこして聞いてくれました。お昼には餃子を作りました。その時の餃子は、中国のソウルフードである餃子を中国人のホストファミリーと一緒に作るという貴重な体験も相まって、今まで食べた中で一番心に残る味となりました。中国を訪れた時に「我回来了(ただいま)!」と言える場所ができたのがとてもうれしいです。次に中国に行ったら、真っ先に「我回来了!」と言って会いに行きたいです。

5日目 3/20 火曜

西安市内見学
世界遺産に登録されている「兵馬俑(へいばよう)』、唐代の玄宗皇帝が楊貴妃と愛を育んだとされる
温泉地「華清池(かせいち)』、有名な西安の城壁を訪れました。
学生たちは、事業参加の事前課題として西安の歴史について学習していたこともあり、
興味深く見学することができました。

6日目 3/21 水曜

陝西師範大学訪問
日本語学科に所属する学生と交流しました。
日本留学経験がないにもかかわらず流暢に会話ができる日本語レベルの高さに感心し、驚かされました。
また、関東国際高等学校の古西君が日本人高校生を代表し、
3年間学習している中国語を使って堂々と東京の紹介をしてくれました。
西安から北京へ

6日目 3/21 水曜

国際交流基金北京日本文化センター 訪問、総括
中国の学生たちとの交流やホームステイ体験、市内見学などを経て感じたこと、
発見した事などをグループに分かれて話し合い、発表をしてもらいました。
小さな興味から生まれる友好
関東国際高等学校 古西 将基
日本語を学ぶ友人たちや話しかけてくれた街中の人たちとの交流を通し、多くの人が日本に興味を持ってくれていることに気が付きました。いつか日中両国民が日中は友好的だと心から言える日が来るのもそう遠くはないような気がしました。今回は日中関係に対しそのような前向きな考え方を得たことが良かったと思います。私もこれから更に中国の文化に触れて中国への理解を深めていきたいです。
今回の交流で「なぜ日本語の勉強を始めたのか」と問うと、「日本のアニメが好きだから」という答えが圧倒的でした。そこで日本人も、若者の間で人気の出そうな中国のものを取り込んでいけば中国に対して親しみが湧くのではと考えました。ですから中国の若者の間で流行しているものを自ら調べてシェアしていきたいです。
北京市内見学
過去に「心連心:中国高校生長期招へい事業」で日本に留学していた卒業生も一緒に、北京のシンボル的存在である天安門広場と世界  遺産の紫禁城(故宮博物院)、そしてその紫禁城を一望できる景山公園を見学しました。
広がる積極性
東京学芸大学附属国際中等教育学校 山本優一郎
今回の事業に参加して、より積極的な姿勢で物事に取り組めるようになったと思います。心連心の卒業生の方々はみんな積極的に日本語を学んで夢をかなえていましたし、西安外国語学校では、生徒の授業に対する積極性を見ることができました。このような積極的な姿勢をこれからも大切にしようと思います。この事業では本当に多くのことを学びました。それを独り占めするのではなく、他の人に伝えることで中国に興味をもってもらい、そして現地に足を運んでもらいたいです。互いに良い関係を作るのにまず大事になのは互いを知ることなので、多くの人に今回の経験を知ってもらい、日本と中国が更に良い関係でいれるようにしたいです。
経験、挑戦、理解
光ヶ丘女子高等学校 菊池 結衣
この事業で得たもの、それはコミュニケーション能力と愛想です。参加前はとても不安な気持ちでいっぱいだったけど、自分から挑戦していけば、苦手だなぁとかできないなぁと思うこともできるようになったり、力を向上させられるんだなと思いました。この事業参加後に、学校の友達に「何か変わったね!」と言われたこともあります。また、中国に対する理解についても、実際に行ってみて普通では経験できないこともたくさんして、さらに理解が深められました。
卒業生たちとの懇親会
過去に「心連心:中国高校生長期招へい事業」で
日本に留学していた心連心卒業生を招き、
北京ダックを食べながら楽しく交流しました。
大学進学や就職で、自身の目標を叶えている卒業生らに、
高校生たちは大いに触発された様子でした。

6日目 3/21 水曜

帰国
おつかれさまでした!
お気に入りの1枚
参加者の皆さんに、
お気に入りの1枚を選んでもらいました。
※画像の上にマウスを乗せると説明文が表示されます
横須賀市立横須賀総合高等学校 黒田 聖渚
この写真は、西安外国語学校を訪問した日の最後にホテルで行われた、御礼夕食会の時の写真です。右から、私のバディである李佳穎さん、私、稲ちひろさんのバディである郝姝童さん、稲ちひろさんです。このお礼夕食会では、短い間ではありましたが最後にバディと一緒に同じ時間を過ごすことができて嬉しかったです。たった二日間の出会いなのに、こんなにもうちとけられるとは思っていませんでした。また、郝姝童さんとは偶然このお礼夕食会で隣の席になっただけだったのですが、終始互いの共通言語である英語を通じてお喋りをして、とても仲良くなりました。お別れの時、彼女が目に涙をうかべていたのが忘れられません。強い繋がりをもてたこと、それも海の向こうにある中国で友人ができたことは、私にとってかけがえのない宝物になりました。夕食会は私にとって西安で一番の思い出になりました。そしてなにより、これがまさに日中の架け橋となるものではないかとも感じました。
長野県長野西高等学校 宮阪 友菜
この写真は、西安ではなく北京の景山公園で故宮博物院をバックに撮りました。私は社交的とは言えない性格なのでこの事業で一番心配だったのがきちんと友達ができるか、でした。ですが、そんな心配も無用でみんなすごい優しく、フレンドリーですぐ話せるようになりました。これは、その中でも私が特に親しくなった3人と撮った写真です。4人でふうふう言いながら景山公園の頂上まで登りました。ゆいとは最初のバスから隣同士でグループワークも同じですごく驚きました。グループワークが一緒だったので部屋も同じで一番よく一緒いました。まほは、最初はとても話しかけづらかったですが、話してみると地元をすごく愛している子で、ホームステイ先も同じ家だったのでとても心強かったです。ちひろは、まほと同じ部屋で最初はお互い手探りで話していましたが、最後のほうは気兼ねせずに話せるようになりました。他の人たちもみんな面白い人が多くまた今度会うのがとても楽しみです。
奈良市立一条高等学校 藤本 茉穂
この写真を撮った場所は、青龍寺です。この青龍寺の写真を選んだは、日本と中国の寺の違いに驚いたからです。第一に、大きさ、規模が桁違いです。そして何よりも驚きを受けたのは、雰囲気の違いです。日本で「寺」と言うと静寂な空間をイメージしますが、中国の寺はアットホームで賑やかでした。階段を上り、門を通り抜けると寺の敷地内となります。寺の建物の中に入るまでに、柳に囲まれた美しい池。池を越えた先には広場のような空間があり、その先に本堂があります。その広場のような空間になっているところでは、日本ではあり得ないことに音楽が流れていました。そうして踊る人や、ローラーシューズを履いて滑る子供たち、シャボン玉や良く分からないおもちゃで遊ぶ子供、タコを上げる人、と寺でそんなことをしていいの?と尋ねたい光景が広がっていました。一緒に踊ってきてもいいんだよ、と言われましたが遠慮しました。「中国のお寺ってとても賑やかで自由な感じだね」と私が言うと、「日本でお寺に行った時、とても静かで驚いた」と逆に言われ文化の違いを感じました。 日本と中国の違いに寺で気づくとは思わなかったので、驚きました。
光ヶ丘女子高等学校 菊地 結衣
私の一番お気に入りの写真は、ホームステイお礼夕食会の時に撮ったホストシスターの写真です。折り紙で鶴を折っているときに、この写真を撮りました。この写真を見ると、日本語や英語や中国語を使って、頑張って折り方を教えたことを思い出します。自分が折った鶴は上手に折れたのですが、ホストシスターは上手く折れず、悪戦苦闘していた姿は見ていて楽しかったです。中国に行って現地の高校生や大学生と交流するときに、折り紙などの日本文化を伝えたいと思っていたので、ホストシスターが楽しんでくれて、笑顔になってくれたのはとても嬉しかったです。もし今回のように日本の文化を伝えられる機会があったら、次は中国の文化に触れてみたいです。
大阪府立三島高等学校 西川 真恵
私が選んだのは、西安外国語学校の生徒さんたちとお昼休みにご飯を食べに外に出たときに学校の前で撮った写真です。私が撮ったので私は写っていませんが、この事業中で私が一番楽しかったのが、みんなで一緒にお昼ご飯を食べて、おしゃべりを楽しんで、飲み物を買いに行って、時間が間に合わないかもしれないとみんなで走って学校まで帰ったこの時間だったので、この写真を選びました。私のホストであった子以外とはこの時に初めて話したのですが、みんなフレンドリーに話してくれて、自分も中国の高校生の一員になれた気分がしてすごく楽しかったです。また、この時に食べた餃子がこの旅で食べた料理の中で私にとって一番おいしかったです。このように現地の生徒と交流することは、滅多にできない経験で、中国をより一層感じられる時間でした。また、彼らに会いに中国を訪れたいなと思います。
立命館宇治中学校・高等学校 平間 千映子
この写真を選んだ理由は、一番初めに西安で会った中国人(ホストメイトとその友達)と撮ったものだからです。このときはホストメイトとの対面式が終わった直後で、まだお互いのことをよく知らない状態でした。その後すぐに打ち解けることはできましたが、その時の初心を忘れないためにこの写真を選びました。当時の私は緊張と不安が入り混じった状態でした。また、初めて行った中国について知識がたくさんあったわけではなく、現地の中国人やホストファミリーたちと上手くコミュニケーションがとれないのではないかと思っていました。しかし、彼らは日本や日本文化についてとても興味を持っており、私にたくさん話しかけてくれました。そのお陰で私もすんなり会話に入ることができるようになり、仲を深めることができました。彼らがいてくれたことで、不安があった私の西安での生活はとても有意義なものになりましたし、たくさんの思い出を作ることができました。
和歌山県立橋本高等学校 兼井 紀帆
この写真は、大通りから少し離れた道で撮影した写真です。私がこの写真を選んだ一番の理由は、歩行者用信号機を撮影したいと思っていたからです。以前、中国に行ったときにも街中で見かけたのですが、写真に収められず今回滞在している間に必ず撮影したいと思っていたので、目的が果たせて嬉しかったです。信号機というと、普段何気なく見ているものですが、中国の歩行者用信号機は日本のものとは違い、歩行者マークが動きます。国によって細かい違いがあり、すごく興味がわきました。また、西安の信号機には青信号から赤信号に変わるまでの秒数も表示されており、歩行者に対して親切な造りになっていると思いました。二つ目の理由は、中国の何気ない風景を撮影した写真だからです。旧正月の飾りが写っていたり、写真の奥には病院が写っていたり中国の人が日常的に目にしている風景に、観光地とは別の魅力を感じました。
鹿児島育英館高等学校 稲 ちひろ
これはホームステイ先の家での写真です。家でホストメイトと一緒に日本のアニメを見ていると弟もやってきてお姉ちゃんにちょっかいを出している様子が可愛らしかったです。弟は、言葉は通じなかったのですが、興味津々という感じで、一緒に過ごしていて楽しかったです。気楽に自由な感じで過ごせたのでなんだかホッとしました。この写真を選んだ理由はホームステイが一番楽しかったということと、自然と笑顔になれたなと思えたからです。この写真はいつみても楽しかった思い出が蘇ってきてとても幸せな気持ちになれます。一生忘れない思い出として残しておきたいです。
神村学園高等部 菊野 夏怜
『中国の「木」に感動』この写真は大慈恩寺で撮ったものです。一見、この写真のどこがお気に入りなんだ?というような地味なものですが、私はこの木を見て中国を感じたのです。私の中で中国が舞台の絵本や絵画には、このような木がよく描かれているイメージがあります。しかし、これはその物語やそこに漂う薄気味悪い雰囲気を表したり、その当時の中国で主流だった美的センスによるフィクションだと思っていました。しかし、本当にそんな木があったので驚き、感動しました。その木はやはり少し怖い雰囲気を醸し出しながらも、周りの寺院の荘厳さをより一層引き立てる風格も感じられました。また、そこは玄奘ゆかりの地ということもあり仏教の文化が色濃く残っていました。たとえば寺院の中では大勢のお坊さんが大きな声でお経を唱えていたり、参拝客も、火をつけた長いお箸のような棒何本かを両手で持ち、頭の上に掲げて大きく礼拝していたりしました。さらに私は事前課題として玄奘について調べたり、市内見学としてみんなと行ったのに加え、ホストファミリーとも行ったりしたので、この大雁塔・大慈恩寺という場所自体に格別な思いがあります。
大口明光学園中学校・高等学校 川崎 寧々
私が選んだお気に入りの1枚はホームステイ先の生徒、李想との写真です。会ったばかりの時は緊張してしまい、なかなか会話が続きませんでしたが、だんだん時間がたつにつれて仲良くなることができました。李想は13歳ですがとても流暢に日本語を話すことができます。交流中も、他の中国人生徒や、ホストファミリーと私との通訳も何度もしてくれました。李想と話していると、本当に日本の文化や日本語が大好きで、一生懸命知ろうとしてくれているんだということが伝わってきて、とても嬉しかったです。予想していた以上にホームステイが楽しかったので、別れるときは本当に寂しかったです。私は涙もろい方なので最初から泣きそうでした。でもまさか李想が泣くとは思っていなかったので、「かえらないでください、さみしい」と言われた時は涙が止まりませんでした。でも李想とはWe Chatを交換したので今でも連絡を取っています。今回のこの出会いを大切にしていきたいです。
市立札幌平岸高等学校 島田 みのり
私が選んだ一番気に入った写真は、今回の訪中プログラムで出会った日本人の友達と撮った写真です。この場所は西安にある華清池です。楊貴妃と玄宗が踊っている像の前で楊貴妃と同じポーズをして撮りました。このプログラムに参加する前に、私が担当した事前課題は西安と楊貴妃についてでした。その課題のおかげで、私は楊貴妃の縁のある華清池について深く知ることができ、実際に訪れてみたいと思うようになりました。今回のプログラムで華清池に行けることが分かったときは本当に嬉しかったです。事前に調べ、写真を見、その土地に縁のある人物を知ることにより、その土地に対する理解が更に深まります。また、調べることよって華清池に対する親近感が湧きました。いつか私が大人になったとき、同じ場所で同じポーズをして写真を撮る予定です。それくらい、私にとって大切な思い出の写真です。
東京学芸大附属国際中等教育学校 山本 優一郎
この写真は、西安外国語学校を訪問したときに、みんなでお昼休みに学校の近くのお店で昼ごはんを食べているときに撮った集合写真です。日本の学校では昼休みに外に食べにいくということは珍しいのですが、中国の学校ではよくあることだそうです。餃子の専門店だったらしく、バディおすすめの餃子をいただきました。なぜこの写真が一番お気に入りかというと、中国の文化に溶け込めているような気がしたからです。一日西安外国語学校の体験授業や見学をしていただけなのですが、前日にバディやバディの友達と一緒に遊んだことやホームステイをしたことで、より学校に溶け込みやすくなったと思います。一日中国の高校生になったような気分でした。それは日本人と中国人の私たちがお互いを受け入れて、心地よくいい雰囲気の中にいることができたからそう感じられたのだと思います。この写真はそれを表していると感じました。
関東国際高等学校 古西 将基
この写真は西安の城壁をサイクリングで一周した途中で皆と撮った写真です。西安には長い歴史があるので、私が中国の中で一番行きたかった場所でした。今回はそんな念願の西安に行くことができ、その上城壁でサイクリングまですることができ、大変良い思い出ができました。この写真には私を含めた日本人3人、そして中国の友人3人がいます。このとき私たちは出会ったばかりで、お互い少し緊張していました。しかし周りに見えるものを教えてくれたり、共にサイクリングの疲れや達成感を味わったりしているうちに、いつの間にかすっかり打ち解けていました。この写真を見ていると、私たちの仲が徐々に深まりつつある様子やサイクリングの達成感を思い出します。

過去に実施した「ふれあいの場」訪問事業はこちらからご覧ください。

過去に実施したふれあいの場訪問事業はこちらからご覧ください。
  • 第3弾 昆明・北京
  • 第4弾 広州・深圳・上海
  • 第5弾 済南・北京
  • 第6弾 瀋陽・長春・北京
  • 第7弾成都・北京

※今年度から事業の名称を「ふれあいの場」訪問事業から日本高校生短期訪中事業に変更いたしました

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